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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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マス広告だけでは足りない時代の特効薬?統合型マーケティングの現状

PR会社には2種類ある

藤田
従来のというと語弊があるかもしれませんが、私の理解ではPR会社は大きく2種類に分かれます。ひとつはいわゆる広報代理業としてのPR会社です。企業の広報部が行っているプレスリリースを作成して、メディアとのリレーションをとって、記事にしてもらうという業務の代行です。掲載結果はどうあれ、掲載されることを目標にやっているという点で、作業の手間賃をもらっているのに近いかもしれません。

もうひとつはマーケティングPRを行っている会社です。これもリリースを作成してメディアへの情報提供をするという点では変わりませんが、大きく違うのは何にコミットしているのか? という点です。
小越
具体的には何が違うのですか?
藤田
我々は、行動変容にコミットしています。例えば認知率をどれくらい上げるとか、売上とか。
小越
「統合的にやりました」という話になると「何が効いたか分からないですけどね」という状態になりませんか?
藤田
売り上げのどれくらいにどの施策が何%効いたのか? というのは非常に取りづらいデータです。とはいえ施策ごとにKPIの設定や目標設定を明確にすることで、有効であったかどうか図っております。
小越
なるほど。基本的にはマスPRも広告もWebも御社で一括しますというアプローチになるのですか?
藤田
いえいえ。もちろん、広告会社さんともパートナーとしてお仕事をしていますよ。先ほども申し上げましたように、広報と広告の特性を良く理解した上で、うまく使い分けるというのがインテグレーテッドマーケティングの本質ですから。

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統合型マーケティングとフィー制の現実

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この記事の著者

小越 崇広(オゴシタカヒロ)

サイバーエージェント入社後自社メディアの営業・プランナーを兼務し、 新興メディア上でのコミュニケーション立案に携わる。2006年11月同社のネット トレンド研究室立ち上げに参画。翌1月から同社の100%出資子会社のCAテクノロ ジー に出向。同社のマーケティング局の立ち上げに奔走している。個人ブログ は今日のニッパウ。Tw...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/02/15 11:00 https://markezine.jp/article/detail/2655

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