ブランデッドコンテンツに取り組むマーケターに向けて
本田:これからブランデッドコンテンツ・ムービーに取り組むマーケターにお伝えしたいのは、「勇気を持とう」ということですね。今年のカンヌライオンズでも、それが一番のメッセージだと感じました。
「ちょっとやりすぎかな」「もしかして反論受けるかな」というギリギリのラインを見極めて、ブランデッドコンテンツの領域でもそこをちょっと超えていく作品がもっと出てくるといいですね。単なるPRムービーで終わらず、お金を払ってでも見たくなるクオリティーを出すためには、それくらいの取り組みが必要でしょう。

別所:生活者とのコミュニケーションの手段としてブランデッドムービーを活用する企業はますます増えていくことでしょう。一つ言いたいのは、私どもパシフィックボイスとFROGLOUDにブランデッドムービーをご用命いただければ必ずいいものをお作りしますよ! ……と(笑)
本田:さすがブランデッドなオチで(笑) いやー、勉強になりますね!
別所:僕は「人間は物語る動物」だとずっと言い続けています。個人でも法人でも、自分たちのメッセージを届けたいという相手は絶対にいるはずです。企業と社会のコミュニケーションの中心的役割をブランデッドムービーが果たしていくことでしょう。僕らも企業の皆さんとクリエイティブを通じ、新たな地平を拓いていきたいと思っています。