富士通とサイトコアは、これまでの協業範囲を拡大。サイトコアのWebコンテンツ管理ソフトウェア「Sitecore Experience Platform(以下、Sitecore XP)」を、富士通のクラウドサービス「FUJITSU Cloud Service K5(以下、K5)」上から提供することを決定した。富士通は今後、「Sitecore XP」をクラウドサービスとして提供する。
「Sitecore XP」は、多様なコンテンツ管理機能やマーケティング機能が一元化されたWebコンテンツ管理のソフトウェアだ。Webサイト訪問者の属性やサイト上での行動パターンに合わせてコンテンツを表示するパーソナライズ機能が搭載されている。また、社内システムに散在する顧客関連データや、SNSなど外部システムから得られる情報を基に、訪問者へ最適なアプローチを自動で行う機能など、デジタルマーケティングに必要な機能を備えている。
今回の取り組みにより、ユーザーは要望に合った「Sitecore XP」の導入形態を選択できるとともに、「Sitecore XP」によるWebサイトの迅速な構築や運用、デジタルマーケティングによる戦略の高度化が可能に。同サービスの提供にあたり富士通は、「Sitecore XP」の導入経験豊富な技術者による導入から運用までをトータルで支援する。さらに、これまでの「Sitecore XP」の導入実績や、自社Webサイトでの活用で培った知見やノウハウをベースに開発した「Sitecore XP」導入を容易にする業務テンプレートや開発コンポーネントも提供する。
両社は今後、同サービスのグローバル展開も視野に、デジタルマーケティング分野における取り組みをさらに拡充していく。
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