マーケティングオートメーション導入・運用のコンサルティングを提供するマーケットワン・ジャパンは、東京商工リサーチ(以下、TSR)と、BtoBマーケティング分野において包括的なサービス連携を開始した。
現在、企業のマーケティング活動においては、売り上げにつながる案件の創出(デマンド・ジェネレーション)が強く求められている。そのため多くの企業では、 既存の「お得意様」企業からの引き合いを待つ「守りのマーケティング」ではなく、新規の顧客開拓を積極的に進める「攻めのマーケティング」への転換が課題となっている。
こうした背景のもと、新規顧客を開拓し、売り上げへとつなげる効果的なマーケティング戦略として、 特定の重点見込み企業からの売り上げを最大化するABM(アカウント・ベースド・マーケティング)が注目されているが、ABMの初動段階、 つまり「重点見込み企業の選定(ターゲティング)」につまずく企業が多いのが実情だと同社はとらえている。
そこで重点見込み企業の選定を支援するために、マーケットワンはABMの実践に必要なステップを構築・実施する「ABMサービスパック」に、TSRの企業データベースを活用した機能を追加した。
具体的には、 ABMサービスパックを利用している企業を対象に、TSRの持つ精度の高い企業情報と分析サービスをもとにした「根拠のあるターゲット選定」を提供する。過去の商談実績に基づき、「勝ちパターンと同種の傾向を持つ企業群」を抽出することが可能になり、「重点見込み企業」を容易に選定できるようになる。
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