SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

アイレップの現場担当者に聞く「アクセス大幅向上作戦」

Googleユニバーサル検索で高まる地図検索の重要性


Google、Yahoo!、MSNといった大手検索サイトが力をいれはじめている分野のひとつが「地図検索」だ。モバイルとの連動も進み、今後もっともニーズが高まるジャンルだ。地図検索のこれからを探った。【 バックナンバーはこちらから! 】

広がる検索対象コンテンツ

 既にご存知かもしれないが、米Googleでは「ユニバーサル検索」が実装されている。「ユニバーサル検索」では、コンテンツフォーマットを問わず、一度の検索でWebページだけでなく「ニュース」「画像」「動画」「音楽」などの検索結果が一画面に表示されるというものである。

 そして、2008年1月、Googleはこれに「ローカル検索」を統合した。これにより、「ウェブ検索」結果画面に地図やローカルビジネス情報、店舗のクチコミなどへのリンクが掲載されるようになったのだ。日本でも既に一部の検索ユーザ向けにローカル検索との統合試験を行っており、地域クエリとビジネス・サービスクエリを組み合わせた場合に、ローカル検索が地図を伴って表示されている。

  また、日本におけるGoogleモバイルでも「ユニバーサル検索」が導入されており、ユーザにとっても各企業にとっても「ローカル検索」は無視できない存在となっている。そんな「ローカル検索」「地図検索」について、どのように最適化をしていけば良いか考えてみよう。

地図検索の検索結果の重要性

 Google/Yahoo!/Live Search(MSN)などの検索エンジンはそれぞれ地図検索サービスを用意している。どの検索エンジンも、通常のWeb検索の画面で検索対象を切り替える事で地図検索結果を表示する事ができる。Googleでは前述のとおり試験段階であるが、タブを切り替えなくても「ウェブ検索」の検索結果画面に地図が表示されることがある。

 【各社の地図検索サービス】
Google
Yahoo!
Live Search(MSN) 

 試しに、「Googleマップ」で自社の企業名を検索してみていただきたい。想定通りの地図が表示されているだろうか?

アイレップの検索結果

 もしも、「表示されない」「表示されるが位置情報や住所が違う」といった想定外の結果となっていたなら、早急に改善が必要である。

 当たり前の事であるが、現存する検索エンジンで企業名をウェブ検索した場合、その企業の公式サイトが1位に表示されないこと、あるいは表示されているが検索結果に表示されるタイトル説明文が事実と異なることは滅多に無いだろう。しかし地図検索の場合、このような状態が起きる可能性もある。しかも、地図検索の場合は答えが明確であり、情報を受け取る側の検索ユーザは疑いを持たずに検索結果を受け入れる事が多い。

 実際に私も、検索結果に出てきたお店の地図など疑った事はほとんどない。さらに検索ユーザは、検索結果をもとに、実際に地図の場所へ足を運ぶケースも少なくないはずだ。それだけに、地図検索結果は常に正しいものである必要があり、誤った地図検索結果を表示させてしまうことはユーザにとって不利益な情報を表示することであり、企業の信頼を損なう非常に重要な問題なのである。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
地図情報の個人利用から共有へ

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
アイレップの現場担当者に聞く「アクセス大幅向上作戦」連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

近谷 康(コンタニヤスシ)

1976年生まれ。大学卒業後、大手システム会社にてプログラミング等の開発業務を行う。その後Webデザイナーを経て、楽天株式会社 ポータル事業でプロデューサーに就任。ポータルサイトの運用だけでなく、新規サービス企画やSEOにも携わる。現在、株式会社アイレップのSEOチームマネージャーとして活躍中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2008/03/06 17:53 https://markezine.jp/article/detail/2823

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング