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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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私のキャリア

幼き頃から地球平和について考え 個性が活きる社会を創る

ともに成長するマーケティングを目指す

――ペライチからmannakaへ転職されたのはどのような経緯があったのでしょうか。

 今の私が提供できる価値に頭打ちを感じたためです。本当の意味で幸せを生んでいく、価値を届けるためには、まず私自身がもっと知見を磨き、幸せや価値の意味を捉え、成長していく必要があると考えるようになりました。

 ペライチは情報発信の仕組みを創り、誰もが発信し、活躍できる基盤を創っています。しかし、情報を届けるだけでは一方通行で、人の心に響き、その価値を感じてもらうことで初めて価値が活きると考えています。つまり発信する価値そのものを組み立て、誰に、どのように届けるかというマーケティングのアプローチが必要だと気づいたのです。そこで、まず私自身、その手法を学び、お客様と価値創りをできるようになりたいと、共創マーケティングを手がけるmannakaへ転職しました。

 また、昨今話題となっている働き方改革にも関心があり、これを本質的に考え、実践している企業で働きながら、モデル事例を創れたらと考えていたんです。mannakaは、その人の生き方に合わせた働き方ができるように、オフィスがなく、時間帯も比較的自由に仕事ができる環境を整え、生産性を重視した働き方をしています。その点に惹かれ、転職しました。

――mannakaでの業務について、お教えください。

 mannakaでは、広報・PR、ライティング業務を担当しています。当面はお客様に、新規や既存商品・サービスのマーケティング戦略から、サイトやオウンドメディアなどのWeb開発をするパートナーとして「mannaka」の存在を思い浮かべていただけるような認知を築いていくことが目標です。マーケティングについては日々勉強中です。

 mannakaは、クライアントとの価値共創を軸に、商品やサービスの売上向上、クライアントのお客様によりご満足いただけるようなコンテンツ設計を企画から運営まで、伴走する形で達成しています。私は今後、様々な課題を抱える企業様へmannakaの「共創」の前提をご理解いただき、伴走できるように、会社の想いや、私たちの働き方、メンバーの人となりをメディアやSNSを通して発信していきたいと考えております。

――共創マーケティングで大切なこととは?

 まだまだ勉強中の身ですが、利害で成り立つ関係でなく、クライアントと一緒に、継続的な価値を生み出していく関係創りが大切だと考えています。会社が存続していく上で利益は重要ですが、それだけが主軸になるのではなく、その前の想いやビジョンといった目的を共有し、そのために何ができるかを一緒に考えていくために、パートナーシップを育むことが大切で、そのようなパートナーシップがある関係こそ、良い関係と言えるのではないかと考えるからです。その価値観を持ち、クライアントとは、指示されたことだけをするのではなく、パートナーとして、社会へ及ぼす影響も考えた上で、一緒に課題解決、売上向上を目指しています。

 今現在では、マーケティングとは企業や個人が叶えたいことや活かしたい価値、自身のあり方を考え、形にするためのツールだと考えています。それを一つの手段に、もっとスキル・感性を磨き、「個性が活きる社会創り」という自身のミッションを達成すべく、ゆくゆくは日本社会、地球に感動を届けられる存在になりたいです。

――大きなビジョンをお持ちなのですね。理想と現実のギャップ、目標に向かっている途中で心が折れてしまいそうな時はありませんか?

 そうですね。私が目指すところと現実の間に距離がありすぎるため、いつになったら実現できるのだろう? と思い悩むことばかりです。絶えず、個性が活きる社会を創るためのアプローチはどこからどのようにしていけばいいのか、畑の耕し方を試行錯誤しながら探しているという感じです。行動してぶつかって、だめなら別の道を選びながら前に進むしか道は拓けないなとも思っています。

 そのために大切にしていることは、感謝すること、心を込めること、素直にまっすぐ向き合うことですね。私にとって仕事とは、志に事と書いて「志事」。相手や社会のために貢献できること、その関わりを持てることを目指しています。

 

幼少期から考えていた地球平和について

――ご自身のミッションとして「個性が活きる社会創り」を掲げるに至った背景とは?

 幼稚園の頃から世界平和、地球の平和をどうしたら実現できるかをずっと考えていました。その方法の一つとして、私は原体験から志した「個性が活きる社会、地球が喜ぶ暮らし創り」がミッションとしてあります。

 宇宙の歴史から観ても、地球の誕生は奇跡だといわれる中で、私たちが生命として誕生したことには何か意義があると信じています。そして人間は一人では生きていけないのだと自覚したため、本当の意味で個性が活きるように、社会創りをしていきたいのです。

――世界平和とは壮大ですね。そのような理想を抱かれていると、NPOなどを目指すキャリアも選択肢にあったのでは?

 たくさん考えました。特に教育分野については、大学の頃から幼児教育の現場に関わらせていただいたり、関係者に話を聞いたりして、何ができるかを調べたこともあります。しかし志を持っていたとしても、システムが出来上がっているがゆえにすぐに変えられないということも学びました。私自身の在り方を振り返ってみても、私はビジネスの路線、アウトサイダーの立場から働きかけていこうと決めたのです。

――今後の目標について、お教えください。

 会社に対しては、マーケティングを主軸にしたPR活動により、mannakaのブランディングを強化し、認知を広げていくことです。クライアント様に対しては、私が様々な経験を通して成長し、マーケティングやPRのスキルを絶えず磨くことで、本質的なサポートができるようになりたいです。仮に、私個人や組織が解決できない課題がでてきた場合、そんな時には、外部から力をお借りできるような人脈や信頼も得られるようになっていきたいと思います。個人としては、地球上にある個性を活かし、幸せの輪を育める人でありたいです。私の名前は「彩る月」と書きますが、月は人生を表しています。自分の人生も、他人の人生も彩るように生きるという意味が込められています。そんな名前のような人で在りたいです。それには、私が様々な経験を通して成長していくことで、届けられる価値の質も幅も変わり、多様な個性を活かせられるような糧を得ることが重要だと考えています。私の今があるのも多くの方に助けられ、導いていただいたおかげです。ですから、私自身も絶えず精進し、感謝を還元していきたいと想います。まずは度量大きく、心にゆとりを持って、凜としつつもほっこりと生きていきたいです。

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この記事の著者

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

市川 明徳(編集部)(イチカワ アキノリ)

MarkeZine編集部 副編集長
大学卒業後、編集プロダクションに入社。漫画を活用した広告・書籍のクリエイティブ統括、シナリオライティングにあたり、漫画技術書のベスト&ロングセラーを多数手がける。2015年、翔泳社に入社。MarkeZine編集部に所属。漫画記事や独自取材記事など幅広いアウトプットを行っている。
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※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/03/03 17:46 https://markezine.jp/article/detail/28271

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