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運用から数ヶ月でフォロワー数を大幅増加!すかいらーくに学ぶ、ローンチ時のTwitter運用術

魅力は最大限到達できるリーチとターゲティング精度

――Twitter広告を活用しながら、ガストのアカウントだと現在36万人までフォロワーを増やしたということですが、広告の効果はいかがでしたか。

龍康殿: Twitter広告を利用したことで、短期間で多くの方にアカウントの存在を認知していただくことができたと思っています。

 プロモツイートであれば、セグメントしたターゲットに配信でき、ファーストビューであれば、すべての利用者に一度は必ず見てもらえます。プロモトレンドに関しては、ブランドに興味がなくてもキャンペーンを通じて弊社のブランド接点を作ることができるなど、目的に合わせた幅広いプロダクトが用意されているのはとても良かったです。

吉田:利用してみて、Twitter広告の一番のメリットは、配信先を細かくセグメントできることだと思いました。折り込みチラシでは、店舗までの距離をもとに配布先を決めていたりするのですが、Twitterでは趣味・興味カテゴリや特定のアカウントのフォロワーなど、細かいターゲティングができるのはすごいなと。

 特に弊社のブランドの規模感だと、ガストは全国にあって、テレビや新聞などマス広告に出稿しているのですが、他のブランドだと店舗数の関係上マス広告でリーチするには費用対効果に見合わないんです。その中でTwitterは膨大なリーチ力と高いターゲティング精度を持っているので、現状に最適なソリューションでした。

濱嶋:また、ダイレクトにお客様にアプローチしつつ生の反応が得られるというのは、Twitterの魅力だと思っています。

 クーポンの利用データ、ポイントカードから購買データなどが取得できても、個人レベルで判別することはできません。Twitterであれば、来店してツイートしている人、今から行こうと思ってツイートしている人など、何かしらアクションを起こしている人に声をかけることができるのはありがたいですね。

Twitterと共同でコンテンツ制作にも着手

――ここまでで、フォロワーを増加させることに成功したのはわかりました。続いて、ファン育成を目指したコンテンツ提供についてお伺いします。Twitterと共同でオリジナルコンテンツを提供したとのことですが、その背景を教えてください。

龍康殿:きっかけは、Twitter Japanからの提案でした。広告感が強くなく、楽しめるコンテンツを通じて商品のことを認知・理解してもらいたい旨を伝えたところ、芸人さんと絡めたコンテンツはどうかとご提案いただき、今回スポンサーシップという仕組みでコンテンツ制作、配信を行うことにしました。

吉田:企画としては、吉本興業の芸人さんたちに、ガストのメニューを使って“食レポ”対決をしてもらうというものです。フォロワーの方々には、一番おいしそうだった、食べたくなった食レポをした芸人さんを選んでリツイートで投票していただき、選ばれた芸人に投票した方々にはお食事券をプレゼントすることにしました。

 企画の最終的な目的は、食べたいと思って来店していただくことです。そのために、今回はキャンペーン前に期待感を最大限高めることに注力しました。

 食レポの対象商品の中には、まだ発売していない商品もありました。その商品を発売前に食レポ動画を通じて紹介し、発売直前に結果を発表、クーポン贈呈の流れを作って事前の盛り上げを作ることにトライしました。実際に今回1位を獲ったのは新商品だったので、クーポンを渡すところまで想定通りにいきました。

次のページ
食レポ動画、売上への反響はいかに

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この記事の著者

畑中 杏樹(ハタナカ アズキ)

フリーランスライター。広告・マーケティング系出版社の雑誌編集を経てフリーランスに。デジタルマーケティング、広告宣伝、SP分野を中心にWebや雑誌で執筆中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2018/06/06 10:00 https://markezine.jp/article/detail/28373

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