『いまさら聞けないデジタル広告のトリセツ』は、かねて企業のマーケティング支援やデジタル広告の運用に携わってきた奥野辰広さんによる連載を電書としてまとめたものです。
デジタル広告の担当になったばかりの方にとって、そもそも何のために広告を出稿するのかから考えなくてはいけません。どんな目標を立て、どういった戦略に沿って出稿するのか。また、予算をどう確保すればいいのか、どのツールを使うのか最適なのか。広告効果はどうやって測定すればいいのか、得られたデータをどう活用すればいいのか。
やるべきことは多々ありますが、実力をつけるには一つずつ座学と実践を繰り返して習得していくのが近道です。本書ではそのための基本的なノウハウが8章に分けて解説されています。生活者のインサイトを掴むコミュニケーションの方法から、広告効果の可視化やレポート作成まで、読み通せばデジタル広告の全体像が掴める内容です。
クリエイティブの作成やデータ分析など、それぞれのスキルに特化して部分最適に陥ってしまうこともありますが、デジタル広告の担当者に必要なことは「いま何のために何をしているのか」を俯瞰して把握すること。初心者から一歩抜け出すために、本書でその基礎を学んでみてください。
目次
第1章「コミュニケーション」と 「調査分析・戦略立案」
第2章「広告目標の設定」と 「広告戦略の策定」
第3章「データ種別の違い」と 「ツール導入目的の明確化」
第4章「生活者行動の把握」と 「ツール活用・調査分析」
第5章「顧客接点の違い」と 「広告手法の違い」
第6章「広告配信設計」と 「タグ実装・パラメーター設計」
第7章「広告効果・広告指標の違い」と 「データ把握・要因分析」
第8章「レポート作成の効率化」と 「広告効果の可視化」