LINEは、同社が提供するLINEアカウントサービス「LINE@(ラインアット)」内のチャット機能「1:1トーク」を利用する店舗・企業向けに、アンケートを実施した。
「LINE@」は、日本国内で月間7,500万人(※2018年3月時点)が利用する店舗・企業向けのLINEアカウントサービス。LINEのユーザー基盤と高い利用率を活かした、ユーザーへのダイレクトな情報発信やビジネス活用ができるのが特徴だ。
2012年12月の提供開始以降、主にユーザーと店舗・企業をつなぐ販売促進のサポートサービスとして、飲食・アパレル・美容・宿泊施設業界などで活用されている。2018年5月には、認証済みアカウント数が33万を突破し、一般アカウントを含めた全アカウント数は現在250万を超えている。
同サービス内の「1:1トーク」機能は、ユーザーと店舗・企業が1対1でやりとりできるチャット機能で、これまでメールや電話で対応していたユーザーからの問い合わせや来店予約などを、「LINE@」上で行うことができる。今回発表された同機能に関するアンケート調査の結果は、以下の通り。
84%が「1:1トーク」の効果を実感
利用効果については、全体の84%が「効果を実感した」と回答。そのうち35%が、既存顧客の継続率・リピート率の向上を実感しているという結果になった。また、業務の効率化にも貢献しているという声も多くあがった。
問い合わせのうち「半数以上がLINE経由」である店舗・企業は3分の1以上
ユーザーからの問い合わせのうち、半数以上がLINE経由だった店舗・企業は3分の1以上という結果となった。問い合わせのうち70%以上がLINE経由と答えたのは16%で、LINE経由での問い合わせが「LINE@」導入によって増加しつつあることがわかる。
利用率が高いのは「美容・サロン」や「医療機関・診療所」
利用率が高いのは「美容・サロン」や「医療機関・診療所」で、ともに30%以上が「1:1トーク」を利用していることがわかった。一方で、ユーザーアンケートで利用の希望が高かった「飲食店・レストラン」は、利用率が13%に留まった。
【調査概要】
調査主体 :LINE株式会社
調査対象者:LINE@アカウントを持つ企業・店舗・企業
設問数 :10問
有効回収数:2,717サンプル
調査時期 :2018年4月26日~5月10日
調査手法 :インターネットアンケート
【関連記事】
・サイバーエージェント子会社、LINEとの共同プロジェクト開始 チャット特化のCS推進へ
・オプトの「TSUNAGARU」、LINE「Messaging API」の新機能「LIFF」に対応
・北海道エア・ウォーター、トランスコスモス提供のLINE問い合わせ対応サービスを導入 24H対応可に
・トランスコスモス、LINE の新機能「Flex Message」の先行提供を開始
・「DialogOne」、LINEの新API「Flex Message」に対応 自由なレイアウトを実現