SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

イベントレポート

FGO「Fate/Grand Order」の人気を支えるマーケティング“3つの魔法”と広報の機能

魔法(マ法)その3「マヂカ」

 魔法(マ法)その3は、「マヂカ」。サービスとの距離感を縮め、間近に感じてもらえるようにするということ。石倉氏は、自ら宣伝担当として「バスター石倉」を名乗り、記憶に残る個性的な出で立ちでメディアに登場したり、イベントに出演している。これも、ユーザーとのリアルな接点、ユーザーとの縁を作るためだ。

 オリジナルの「Busterシール」も作成し、ユーザーに直接手渡しして配っている。その配布枚数はすでに4,000枚に達しているとのこと。イベント後には、Twitterでも「バスターさんからシールもらった」という投稿が多く見られるようになったそうだ。

 石倉氏は、「このシール自体、知らない人にとってはどうでもいいもの。しかし、セグメントされたお客様にとって、『バスター石倉からもらった』という体験が思い出となる」と語る。

マーケターは現代の魔法使い

 石倉氏の率いるマーケティングチームでは、「FGOのある生活」をゴールに定めている。FGO関連コンテンツに囲まれたユーザーの生活をいかにデザインするかということを考えているというわけだ。その実現に向けて用いられるマーケティング手法が、「マメニ」「マサカ」「マヂカ」という“3つ魔法(マ法)”なのだ。

 「それらを駆使するマーケターとはいわば『魔法使い』です。FGOのある生活を5年、10年と長く続けていただけるよう、これからもお客様に楽しんでいただける様々な魔法をかけていきます」と、石倉氏は締めくくった。

次のページ
毎月約3,000件の記事露出

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
イベントレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

市川 明徳(編集部)(イチカワ アキノリ)

MarkeZine編集部 副編集長
大学卒業後、編集プロダクションに入社。漫画を活用した広告・書籍のクリエイティブ統括、シナリオライティングにあたり、漫画技術書のベスト&ロングセラーを多数手がける。2015年、翔泳社に入社。MarkeZine編集部に所属。漫画記事や独自取材記事など幅広いアウトプットを行っている。
...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2018/07/09 09:00 https://markezine.jp/article/detail/28799

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング