魔法(マ法)その3「マヂカ」
魔法(マ法)その3は、「マヂカ」。サービスとの距離感を縮め、間近に感じてもらえるようにするということ。石倉氏は、自ら宣伝担当として「バスター石倉」を名乗り、記憶に残る個性的な出で立ちでメディアに登場したり、イベントに出演している。これも、ユーザーとのリアルな接点、ユーザーとの縁を作るためだ。

オリジナルの「Busterシール」も作成し、ユーザーに直接手渡しして配っている。その配布枚数はすでに4,000枚に達しているとのこと。イベント後には、Twitterでも「バスターさんからシールもらった」という投稿が多く見られるようになったそうだ。

石倉氏は、「このシール自体、知らない人にとってはどうでもいいもの。しかし、セグメントされたお客様にとって、『バスター石倉からもらった』という体験が思い出となる」と語る。
マーケターは現代の魔法使い
石倉氏の率いるマーケティングチームでは、「FGOのある生活」をゴールに定めている。FGO関連コンテンツに囲まれたユーザーの生活をいかにデザインするかということを考えているというわけだ。その実現に向けて用いられるマーケティング手法が、「マメニ」「マサカ」「マヂカ」という“3つ魔法(マ法)”なのだ。

「それらを駆使するマーケターとはいわば『魔法使い』です。FGOのある生活を5年、10年と長く続けていただけるよう、これからもお客様に楽しんでいただける様々な魔法をかけていきます」と、石倉氏は締めくくった。