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視聴率の向上に貢献!Gunosy×読売テレビが取り組んだライブ動画活用に迫る

 2018年2月に情報キュレーションアプリ「グノシー」がライブ動画配信をスタートした。ライブ動画のプラットフォームが様々ある中で、同アプリのライブ動画にはどういったユーザーが集まるのか。本記事ではGunosyの近藤洋司氏と読売テレビの西川章洋氏にライブ動画活用の可能性、また両社が行った事例について聞いた。

ニュース以外のスキマ時間の埋め方を

MarkeZine編集部(以下、MZ):今回はGunosyの近藤さんと読売テレビの西川さんに両社が行ったライブ動画活用についてお伺いします。まず、「グノシー」でライブ動画を始めた背景から教えてください。

左:株式会社Gunosy パートナーソリューションズ本部 プレミアム広告戦略推進部 近藤洋司氏

 ブランド広告主向けにバナー広告や記事広告といったブランディングを目的とした出稿に関する提案を行うプレミアム広告戦略推進部の責任者を務める。

右:読売テレビ放送株式会社 東京支社 編成局 東京宣伝部 西川章洋氏

 大阪本社のテレビ局である読売テレビの東京支社にて、「秘密のケンミンショー」「ダウンタウンDX」などの宣伝を担当。また、オウンドメディアの運営などデジタル活用にも携わっている。

近藤:「グノシー」はキュレーションアプリ、ニュースアプリとして認知いただいており、これまでは、スキマ時間を有効活用できるようなニュースをキュレーションしてお届けしてきました。

 しかしながら、スマホ上では様々なサービスがあり、ニュースを読む以外のスキマ時間の埋め方が沢山あります。弊社はその選択肢を増やすことを重要視しており、最近は動画も視聴できるプラットフォームとして、テキストの情報だけでなく動画での情報提供へと裾野を広げてきました。

MZ:動画は他のメディアと連携して提供を進めてきたのですか?

近藤:その通りです。その中で我々も動画を制作して、「グノシー」の中でしか見られないオリジナルコンテンツを提供すれば、さらにアプリの利用時間を延ばせるのではないかと考えました。

 コンテンツの内容にも様々な選択肢がある中で、「グノシー」では10~15分で視聴できて、ユーザー参加型の動画を作っていこうという話になり、ライブ動画に舵を切りました。

MZ:どのような内容の番組を配信しているんですか。

 現在メインの番組は「グノシーQ」という番組で、ユーザーがコメントしたり、クイズに答えたりできるといったインタラクティブな要素を取り入れたものになっています。

スマホユーザーをテレビに呼び戻す

MZ:続いて、今回読売テレビさんがGunosyさんと取り組みに至った背景を西川さんからお伺いします。

西川:元々私が「読みテレ~読んで楽しいテレビの話」という自社番組の話題を主体としたオウンドメディアの運営に関わっていて、その中で「グノシー」にも外部配信を行っており、メディアのパワーは以前から感じていました。

 その中で近藤さんとお会いし、お互いに現在行っていることや課題感を話す中で、「グノシーQ」の話になり興味を持ちました。

MZ:ライブ動画自体に興味はあったのですか。

西川:もちろんです。というのも弊社では4年ほど前から、ドラマの裏実況というのをライブ動画プラットフォームで行っていました。ニコニコ生放送に始まり、ツイキャス、LINE LIVEと流行に合わせて使うプラットフォームを変えながら、出演者が出演する配信番組を番組放送中に行うことで、テレビとネットの動画を一緒に楽しんでいただく企画を行ってきました。

 そういった背景もあり、「グノシーQ」でも何かできないかと相談させていただきました。

MZ:ライブ動画に元々可能性を感じていたということですね。

西川:はい、加えてライブ動画を普段利用しているユーザーをテレビ視聴につなげたいという思いもありました。特にスマホシフトが進んだことでテレビ離れが進んでいる世代に対しアプローチすることが求められています。

 「グノシー」を利用しているユーザー層も、テレビから離れてきてしまっている人が多いと想像していて、そういった方に番組のことを認知していただけないかと感じていました。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、20...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/08/23 09:00 https://markezine.jp/article/detail/29017

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