※本記事は、2018年8月25日刊行の定期誌『MarkeZine』32号に掲載したものです。
日用消費財のオンライン購入実態
はじめに、日用消費財をオンラインで購入している人がどれくらいいるのか、その実態を捉えていきます。2017年10月〜12月の3ヵ月間を対象にすると、日用消費財をオンラインで購入したことがある人の割合はインターネット利用人口に対して34.3%という結果でした。必ずしもすべての人が買っているわけではなく、買い始めるまでに一つのハードルがあるように思います。
次に、どれだけ買っているのかを見ていきましょう。図表1は、横軸に日用消費財の総消費金額に占めるオンライン購入の割合、縦軸に人数構成比をとった分布です。
分布の山は横軸で見て5〜10%のところにあり、中央値は13.3%という結果でした。すなわち日用消費財の総消費に占める10%程度をオンラインで買う人たちがメインな層だと捉えることができます。ただし、中には総消費の4分の1以上や半分以上をオンラインで買う人もいることが見てとれます。