トランスコスモスは、アドビ システムズが提供するデジタル広告の統合管理プラットフォーム「Adobe Advertising Cloud DSP」へ、分析ソリューション「Adobe Analytics」のデータの連携を実施。広告配信の最適化機能を強化した。
昨今、多くの企業がユーザーニーズ発掘のために広告配信ツールとあわせて、アクセス解析ツールを導入している。だが、それぞれが個々のツールとして独立していることが多く、アクセス解析で得たサイト内行動データを広告配信にシームレスに活用し、最適化を実現することは難しいという課題がある。
そこで同社は、「Adobe Advertising Cloud DSP」に「Adobe Analytics」を連携させる機能を活用。サイト内行動データを「Adobe Advertising Cloud DSP」の広告計測タグとして利用可能にし、通常の媒体CVタグでは取得できないようなサイト内行動データを広告配信に自動で反映できるようにした。
これにより、サイト内のユーザー行動に応じて、より柔軟で高速な広告最適化を行うことが可能に。さらに「ITP機能」実装への対策の一つとして、読了率や滞在時間をはじめとしたサイト内行動データをKPIとする、リターゲティングに頼らない広告配信設計を行うことができる。
同社は、この連携をANAグループが複数のカード発行会社と連携して発行している「ANAカード」のプロモーション施策にて実施。ユーザーのサイト遷移後の行動にあわせて適切な広告配信を行い、ANAマイレージクラブ会員の獲得およびANAグループの収益拡大を支援していく。
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