すぐにでも一流のAIマーケターになれる理由
▼POINT
・デジタルマーケターのビジネス経験はAI活用にもすぐに役に立つ
・日本のAIマーケター不足をデジタルマーケターからの転身数で補う作戦
「デジタルマーケターはAIマーケターの金の卵である」、心のそこからそう信じている。ここでは「AIマーケター」を「AI技術を活用して企業マーケティングや諸活動を推進していく担当者」という広めの意味で定義しておく。アナログ社会からデジタル社会に変化する大きな流れの中で、デジタル化の本質を掴み、常に新しくなるテクノロジーや消費者心理を捉えて柔軟に担当してきたデジタルマーケターの方なら尚更であるが、すぐにでも一流のAIマーケターになれると思う。新しいモノに適応していく力はいつの時代でも貴重だ。

また、多くのデジタルマーケターは、プロジェクト管理、データ管理、PDCA管理、マーケティング施策管理といった経験をいわゆる「勘と経験」に頼らない形でたくさん得られているはず。このようなデジタルネイティブ世代のビジネス経験は、AI推進プロジェクトにそのまま役に立つものばかりなのだ。
・プロジェクト管理経験 →AIプロジェクトの推進に役立つ
・ビッグデータ管理経験 →AI学習データの構築・管理に役立つ
・PDCA運用経験 →AI学習のPDCA・最適化に役立つ
・マーケティング施策管理経験 →AIモデルの施策実行に役立つ
デジタルネイティブな人がAIネイティブになるのは、そんなに難しいことではないと思う。ただし、もちろん習得が必要な知識・経験はある。特に重要なものは下記の3つだ。
・AI活用プロデュース力
・AIモデル作り経験
・AIの基礎学

これら、AIマーケターになるために必要な3要素について、詳しく解説をしよう。また、AI基礎学としてはじめに押さえるべき「8つのAIタイプ」についても図入りで紹介する。