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文系のためのAIマーケティング教室

“8つのAIタイプ”で脳内整理から デジタルマーケターはAIマーケターの金の卵!

 すべてのデジタルマーケティング担当者に向けて、ここに宣言したい。「デジタルマーケターはAIマーケターの金の卵である!」。デジマ業務経験に加えて、AIの基礎学+アルファを積めば、AIをビジネスで使いこなすAIマーケターへの道がきっと拓けるはずだ。なぜならデジタルマーケター(デジマ担当者)はビジネスパーソンの中で最もデジタルネイティブであり、新しい領域へのチャレンジ気質も高いからである。また、ビッグデータの取り扱いやデータに基づいた仮説検証の経験者も多い。AIプロジェクトに必要な素地が、デジマ業務を経て自動的に身についていると言っても過言ではないのだ。

AI時代の新たな人材不足

▼POINT
・AI技術を真ん中にしたデジタルトランスフォーメーションが主流に!?
・AIマーケター需要が急増し、大規模なAI担当不足が予測される!?

 2030年に向けてデジタルトランスフォーメーションがさらなる加速を見せようしようとしている。今となっては信じられない話ではあるが、2000年頃には多くの企業内に「パソコン使えないおじさん」がリアルな話で存在していた。企業内のペーパー書類が減り、FAX受送信も減り、情報収集やコミュニケーションの主流がネットを通じたものへと急速に変化していった。

 さらに時代が進み、2010年頃にはスマホが普及。ガラケーにおける有料課金ビジネスが崩れ、グローバルの統一ルールにおけるビジネスへとシフトしていった。ネット通信環境も飛躍的に向上し、消費者の行動がデータログ化され、マーケティングの主戦場でもビッグデータの恩恵を受けるようになった。

 そして今、アナログ社会終焉の最終章というべき、社会のデジタル化・企業のデジタルトランスフォーメーションの仕上げ時期に入っているのではないかと思う。企業におけるデジタルマーケティング担当者の母数も飛躍的に増え、少しデジタルについて詳しいだけでは優位性が弱い厳しい時代に既になっている。いわゆるデジタルネイティブ世代がビジネス主戦場に入り、一般化してきたと言い換えてもよいだろう。

 5G世代を目の前に通信環境も充分なレベルとなり、あらゆる機器からのリアルタイムな情報取得が可能になることも見えてきている。さらに、データ環境においても以前想定されていたビッグデータの規模感を越えて、ヒュージデータ時代に差し掛かろうとしている。通信環境×ヒュージデータ環境の飛躍的発展は、AI/機械学習にとっての超・追い風となり、これまで以上の加速的な社会変化をもたらす可能性が高い

 AI自動運転の高LEVEL範囲(現在は初期レベルの自動化のみが許容)の一般利用、音声認識/会話AIによるVUI(Voice User Interface)の普及、Google TensorFlow等のAI/機械学習技術のオープン化によるテクノロジー活用レベルの底上げ、などなど挙げれば切りがない。既に顕在化している社会現象を延長線上に想像するだけでも、とても大きな変化が待ち受けていることが想像できる状態だ。そんな中、一部レポートなどでも語られており、また誰もが思い浮かべる一つの事象として「AIマーケター・AI担当者の大規模な人材不足」がある。この問題を国内でどのように解決していくのか。これは決して目をつむってはいけないテーマだと筆者は考えている。

 言い切れるような立場ではないが、勇気をもってここに宣言したい。「すべてのデジタルマーケターに告ぐ、未来を拓くAIマーケターへ転身せよ!」と。次にその理由を述べていく。

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この記事の著者

野口 竜司(ノグチ リュウジ)

株式会社ZOZOテクノロジーズ VP of AI driven business 文系AI人材として様々なAIプロジェクトを推進。AIによるビジネス推進とAIネイティブ組織作りに力を入れている。大学在学中に京都発ITベンチャーに参画し子会社社長や取締役として、レコメンド・ビッグデータ・AI・海...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/10/04 09:00 https://markezine.jp/article/detail/29307

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