ユーザーはOpenIDに漠然とした不安がある
Q3では、OpenIDのセキュリティー面への信頼を尋ねた。その結果、信頼を持てると回答したユーザーは34.8%(「非常に持てる 2.8%」と「やや持てる 32.0%」の合計)となった。信頼を「まったく持てない」と回答したユーザーは5.2%とそれほど多くないが、「あまり持てない」という回答は半数を上回る60.0%となっており、ユーザーはセキュリティーに対する漠然とした不安を抱いているのではないかと考えられる。

Q4では、再度OpenIDへの信頼について尋ねた。ただし、今回は1月30日に発表があったYahoo!JAPANのOpenIDへの参入を伝えた上で、信頼が増すかどうかを尋ねた。その結果、55.6%のユーザーが「信頼が増す」(「非常にそう思う 4.4%」と「ややそう思う 51.2%」の合計)と思っている事がわかった。それでも40%以上のユーザーは依然としてOpenIDへに対して何らかの不安を感じている。ただし、50%以上のユーザーがYahoo!JAPANの存在により、OpenIDへの信頼が増すと回答している事個からは、日本最大級のポータルサイトであるYahoo!JAPANがOpenIDの普及に対して与える影響が非常に大きいことが伺える。
