プロダクト開発事業を行うサイカは、「Cookieなど(※)を用いたユーザー行動分析」に関する意識調査を実施した。
7割以上がCookieなどを用いた広告効果の測定を実施
はじめに、広告の効果測定手法として「Cookieなどを用いたユーザー行動の追跡・把握(以下、同手法)」がどの程度実施されているのかを調査。その結果、「常に実施している(32.7%)」「実施することが多い(41.6%)」を合わせると、7割を超える広告・宣伝担当者が同手法を用いた効果測定を行っていることがわかった。
約7割が、十分な効果測定ができないと回答
次に、同手法に対する満足度を調査したところ、「十分に測定できている(31.8%)」という回答を除いて、約7割の広告・宣伝担当者が不足を感じていることが明らかになった。
約6割が「他の施策との効果が区別できない」と回答
また、同手法に不足を感じる理由を尋ねたところ、「同時に出稿している他の広告施策による効果との切り分けができない(58.3%)」という意見が最も多かった。その他、「効果測定結果の精度や信頼性が低い(40.0%)」「効果を測定できる範囲が限定的で一部効果を測定できない施策がある(35.0%)」などが挙げられた。
※Cookieの中には、ユーザーのWebアクセス履歴の収集・広告の最適化などを目的とする「トラッキング Cookie」も含まれる
【調査概要】
調査期間:2018年11月
調査対象:以下の条件を満たす107名
・ネット広告を出稿している企業の勤務者(並行してオフライン広告を出稿している企業も含む)
・上記企業にて、広告出稿業務ならびに出稿した広告の効果測定業務に従事している者
調査方法:Webアンケート
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