SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

ネットで話題になるとどうなる?担当者が語るビフォーアフター

【販売数1万個突破】NON STYLE石田さんのツイートで火がついた「高知の財布」


 米国の高級革製品メーカー「COACH」風に「高知」のデザインを施した『高知の財布』。お笑いコンビNON STYLEの石田さんがツイートしたことで、当初200個だった在庫が一瞬でなくなり、販売総数は既に1万個を突破しています。インフルエンサーに共感してもらえるようなブランド設計は、どのように行えばいいのでしょうか? 同商品を開発した中島匠一氏に詳しく伺いました。

個人が創出する「ブランド力」で勝負した商品

メディアアーティスト 兼 株式会社ブランド高知 代表取締役社長
中島匠一氏

2016年、「MADE IN OSAKA CM AWARD 学生部門 ラジオ優秀賞」を受賞。2017年に大阪芸術大学 芸術計画学科を卒業。2018年にはアパレルブランド「高知」を立ち上げ、その後、株式会社ブランド高知として法人化。

――はじめに、御社がどういった会社なのか教えてください。

中島:「株式会社ブランド高知」として、2018年11月2日に法人化をしました。その名の通り、まさしく高知県をPRするためのブランドを目指しています。現在、高知県起業推進課と協力し、少しずつ高知県発の企業として定着できるよう頑張っています(※当ブランドは高知県をPRすることを目的としたアーティストのオリジナル雑貨を展開しており、当ブランド以外の企業、団体、ブランドとは一切関係ありません)。

――『高知の財布』はどういった商品なのでしょうか?

中島:まずは高知県のPRを目的にしているという点があります。ただ、それ以外にも、一個人が製作した商品が一流ブランドにも負けない「ブランド力」を生み出すことを目的とした、アート作品としての側面も持っています。

 高知県を多くの方に認知してもらうため、赤字ギリギリの価格設定で販売しています。基本的には、購入はオンラインショップを経由していただいています。実店舗では、「道の駅 土佐さめうら」で定期的に販売しています。今後は、高知県の駅前やホテルのお土産屋さんなどにも並べてもらいたいと考えています。

――商品を開発することになったきっかけはどこにあったのでしょうか?

中島:私の本業は芸術家ですので、芸術家として、世間に何かしらの現象が起こるようなアート活動がしたいと思っていました。アラビア書道が好きなのですが、様々なアラビア文字を組み合わせ、ひらがなやアルファベットをアラビア書道の雰囲気で描いてみたりする中で、ふと故郷である高知県が思い浮かびました。そこで、高知県をモチーフに何通りかデザインしてみたところ、「これだ!」という形を見出しました。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
1日"数個"から販売総数1万個超に急成長

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
ネットで話題になるとどうなる?担当者が語るビフォーアフター連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

6PAC(シックスパック)

自由人

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2018/12/13 09:28 https://markezine.jp/article/detail/29763

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング