SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究

9割の精度で離脱ユーザーを予測!「少年ジャンプ+」の事例に学ぶ、アプリマーケティング×AIの最前線

人間がAIの代わりにすべきこと

 これまで行ってきた実証実験の結論を総括すると、「どのユーザー(Who)に対して」「いつ(When)」「どの手段(How)で」の3つに関しては、AIによって高い精度で判断できることがわかった。

 一方で、「『どのようなキャンペーン(What)』を行うかについては、AIよりも人がプランニングしたほうが良い」と平田氏は付け加えた。

 コピーライティングやクリエイティブ制作、キャンペーンの企画を、AIで代行するのはまだ難しい。だからこそ今後、マーケターはよりAIを駆使した環境構築を進めつつも、付加価値あるキャンペーン企画に注力することが求められるだろう。

企業と消費者、コミュニケーションの最適化を

 集英社との今後の取り組みに関して聞いたところ、平田氏は「読者と新しい作品のマッチングのサポートをしていきたい」と語る。AIやアプリのデータ分析によって「少年ジャンプ+」の目的である次世代のヒット作品の発掘を後方支援していく考えだ。

 また、マーケティングプラットフォーム「Repro」としては、人間よりもAIのほうが精度と効率が上がる分野で更なる自動化を推進していきたいと考えている。

 「消費者に嫌がられるようなBtoCのコミュニケーションをなくし、しかるべきターゲットとタイミング、チャネルで企業と消費者がコミュニケーションできる環境を、Reproで実現していきたいです」

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

大木 一真(オオキ カズマ)

モジカク株式会社 代表取締役。株式会社サイバーエージェントに新卒で入社し、Webメディア「新R25」の立ち上げにディレクター兼編集職として参画。Webマーケティングを手掛ける株式会社AViC(2022年7月に東証グロース市場へ上場)の創業期に参画し、執行役員を務める。2019年1月にBtoBサービスやSaaSの導入事例の制...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2018/12/19 09:00 https://markezine.jp/article/detail/29870

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング