Eコマースにおける「福袋」商戦の最新動向
Criteoのバイス・プレジデントであるジェイセン・グレスピー氏からは、実店舗からオンラインへと購入チャネルが広がりつつある「福袋」に関するデータ分析結果が発表された。注目すべき点をいくつか紹介する。

バイス・プレジデント ジェイセン・グレスピー氏
福袋を購入している消費者の46%はオンラインで購入
福袋の購入方法を聞いたところ、46%が「オンラインで購入する」と回答。そのうち過半数は50歳未満の消費者という結果になったという。「福袋」という日本の伝統行事にも、変化が起きてきているようだ。

65%がスマホによる購入を希望
オンラインで購入すると回答した消費者のうち、65%が「スマホ」を利用した購入を希望すると回答。そのうち過半数は、アプリによる購入を希望していることがわかったという。これは「福袋」に限らず、オンラインショッピング全体の流れと言えるかもしれない。

オンライン購入は「消費金額」が高い傾向に
オンラインで福袋を購入している消費者あたりの推定平均福袋購入額は10,300円であるのに対し、店頭における推定平均購入額は7,300円であった。なぜ、金額に差が出るのか。グレスピー氏は、「店頭販売では配送料が必要ないため、金額を抑えても利益が出るからではないか」と考えを述べた。
