躍進を支えたInstagramの成長、今後の展開は?
前期比で約1億人増という驚異的な伸びを見せるFacebookファミリーのサービス群ですが、その中心にいるのが間違いなくInstagramです。
新たなデータとして、InstagramストーリーズのMAUが5億人、ストーリーズに配信している広告主が200万以上という発表がなされました。決算会見でCEOのマーク・ザッカーバーグ氏も「喜ばしいサプライズ」とコメントしていましたが、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続けています。
また、2019年1月25日(米国時間)のThe New York TimesニュースではInstagram、WhatsApp、Messengerの間でメッセージ機能を統合させ、相互からコミュニケーションが取れる計画を立てていると報じられています。
ザッカーバーグ氏は決算会見の中でロードマップを発表し、セキュリティとプライバシー保護のための短期消滅と暗号化に触れた後、メッセージ機能の連携強化、グループ機能の充実、Instagramで実装されているショッピング機能の拡大などについて語りました。
このことからも、サービス間の相互連携をより強固なものにすることで、ユーザーを逃さないエコシステムの構築に向かっていることが伺えます。
各地域でARPUが回復&増加
Q3では北米・ヨーロッパ・アジアを除くその他地域で4.7%減少したARPUが回復し、+16.5%と大幅に増加しています。ある地域に依存することなく堅調に売上を伸ばしたことも株価上昇の背中を押す形になったのではないでしょうか。

2018年はセキュリティー関連のアップデートに追われ、広告などビジネス面の機能拡充に消極的にならざるを得なかったFacebookですが(雇用も減速しセキュリティー要員が増えた1年でした)、2019年は1月からWhatsApp広告のニュースやFacebook Marketing Partnersの拡大など、大いにビジネス面のアップデートの連射を予感させますので、今後も目が離せません。
本記事は「Unyoo.JP」の記事「【コラム】Facebook、売上高の大幅増とユーザー成長の回復で反撃の狼煙─2018年Q4の決算報告から」を要約・編集したものです。オリジナルコンテンツを読みたい方は、こちらをご覧ください!