「信頼+α」で読み手を惹き込む
ブログ記事などに限らず、SNSへのポストや動画コンテンツの制作でも、正確な情報・事実に基づいた信頼できるコンテンツでマーケティングを行うことは大前提。その上で、コンテンツマーケティング効果を最大化するには“ユーザーを惹き込むようなコンテンツ”の作成も重要です。
ジャーナリズムから信頼獲得の学びを得るように、ユーザーをコンテンツに惹き込む方法を映画やアニメなどの制作手法から学ぼうとする動きがあります。この1つが「ストーリーテリング」の手法です。アメリカのWEBマーケティング関連カンファレンスではこのストーリーテリングの手法をテーマとするセッションが増えており、ストーリーテリングを活用したコンテンツマーケティングの成功事例も多数報告されています。
ストーリーテリングの手法とは、いわゆる古典的な昔話に共通する「物語」の作成手法です。

ディズニーアニメなどヒットする映画作品でも多く取り入れられているもので、観客を映画やアニメなどの作品に惹き込む定石的な手法の1つと理解されています。
このようなストーリーテリングの手法を、特にソーシャルマーケティングでの動画広告や、企業のCSRを目的とした動画コンテンツ作成などに応用する事例が増えてきています。いずれも8秒ルール(人はそのコンテンツ・WEBサイトに留まり続けるかどうかを平均8秒で意思決定する)を念頭に、いかに最初の8秒で興味を喚起した後、ストーリーテリングの手法で動画の世界に惹き込むかが成功の鍵とされています。
現在のところストーリーテリングの手法は、特に動画によるコンテンツマーケティングを成功に導く手法として注目されています。「2時間、観客を惹き込んで離さない映画のようなマーケティングコンテンツを作成」できれば、そのコンテンツは拡散し、効果的なマーケティングになるのではないでしょうか。