今回発表された「ボイスQR」は、文字情報に加えて画像や音声情報を格納することができる。紙媒体にボイスQRコードを印刷して、商品パッケージからCMでおなじみのキャッチコピーが聞こえる、人気アーティストのコンサートチケットからファンへの一言メッセージが聞けるなどの用途に利用することができる。
権利性の強いボイスデータについては、RSAセキュリティ株式会社の技術を使って暗号化することもできる。また、会員向け特典など、特定のユーザーだけに読み取りを許可するといった運用が可能なため、会員・非会員だけでなく、会員カテゴリによる区別、パーソナライゼーションも可能となる。
「アドバンストQR コンソーシアム(AQRC)」には、アイエスピー、高度圧縮技術研究所、メディアシークが参画。AQRCは、ボイスQR公式サイト「voiceqr.com」を開設し、「ボイスQR」の仕様や使い方など、さまざまな情報を提供している。現在、ボイスQRを読み取る機能は、ソフトバンクモバイル端末SoftBank 920SH、820SH、821SH、822SH、921SH、922SH、823SH、ディズニー・モバイル端末 Disney Mobile DM001SHに標準搭載機能として採用されている。
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