デロイト トーマツ コンサルティングは、「世界の小売業ランキング2019」を発表した。本レポートは、全世界の小売企業から2017年度(2018年6月までを期末とする事業年度)の売上高上位250社をランキングにまとめ、地域、セクター、チャネルごとに分析している。
ウォルマートが21年連続の1位、アマゾンは初のトップ5入り
上位250社の総小売売上高合計は4兆5,300億米ドル(前年度は4兆4,100億米ドル)、平均小売売上高は181億米ドル(前年度は176億米ドル)、2011~2016年度における小売売上高の年平均成長率は3.3%となった。今年度、トップ5の顔ぶれが3年ぶりに変動し、Amazon.comが4位にランクインし、初のトップ5入りとなった。なおWalmartは21年以上連続で1位にランクインしている。
ウォルマートはEC買収や店舗デジタル化で成長、楽天とも提携
主な成長の要因はJet.com、ModCloth、Shoes.com、Moosejaw、BonobosなどのECの買収、店舗とデジタルビジネスの統合に向けた店舗改造投資の拡大、店舗賃金への投資とされている。最近の新たな取り組みとして、インドの小売企業Flipkartの買収、楽天との提携などがある。
日本企業の最上位はイオンの13位
今回、日本企業でトップ250入りした企業数は昨年より1社減の31社で、最上位は13位にランクインしたイオン。セブン&アイHDの18位、ファーストリテイリングの56位がこれに続く。今回、大創産業が初のトップ250入りを果たした。
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