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新R25編集長に聞く、最後まで読まれるコンテンツに必要な2つのこと

 2017年秋より新体制でスタートしたWebメディア「新R25」。若手ビジネスパーソンの成長を応援するメディアとして支持を広げているという。「文字離れが進む中、どうやって読ませるかというコンテンツデザインが重要になる」と話すのは、新R25編集長の渡辺将基氏。Webメディアの常識を覆す同メディアの運営方針、そしてコンテンツ作りの秘訣について聞いた。

WebメディアのPV至上主義に抗う

MarkeZine編集部(以下、MZ):新R25では、これまでのWebメディアの常識にとらわれない運営を心がけていると聞いたのですが、どのような運営方針なのか教えていただけますか。

渡辺:私たちは、一つひとつのコンテンツがどれだけ読者の態度変容を促せるかに重点を置いています。ただ、これまでのWebメディアは総PVなど、全体的な規模が大きいことが正義だったと思います。

新R25編集長 渡辺 将基氏
新R25編集長 渡辺 将基氏

 大きなニュースプラットフォームに記事を提供することで自社サイトへの流入を増やし、できるだけ多くの記事を取り上げてもらえるようにコンテンツを量産する。しかし新R25は、「メディアの影響力を高めるという視点で見たときに、はたしてそれが正解だろうか?」という疑問を持ってメディア運営をスタートさせました。

 新体制になってから1年半が経ちますが、記事の更新数は1日に1~2記事程度にもかかわらず、メディアのブランドや収益はきちんと成長しているという手応えがあります。その手応えは一つひとつの記事が読者にどれだけ影響を与えられるかに注力してきた結果だと思いますし、多くのメディアが苦しんでいる量産型のメディア運営から脱却できるという確信も得ました。

MZ:では、改めて新R25のコンセプトを教えてください。

渡辺:新R25は、「ビジネスパーソンのバイブル」になることを掲げているメディアです。読者の年齢層は20代から30代前半が中心ですが、彼らの共通点は成長意欲が高いということ。終身雇用が崩壊し、大企業に就職しても安定というわけではない時代になっている中、「本質的な力をつけたい」「キャリアを広げたい」と考える若い人たちが増えています。新R25では、そういったビジネスパーソンの資産になるような情報や考え方を発信しています。

「感情刺激」と「人」を重視したコンテンツを

MZ:態度変容を促すコンテンツに必要なことはなんだと思いますか。

渡辺:態度変容したことが最もわかりやすく見てとれるユーザー行動は記事のシェアだと思うのですが、多くの人にシェアされるコンテンツのポイントは「感情刺激」です。

 感情には様々な種類がありますが、新R25はビジネスパーソンの学びにつながる発見や納得、共感などの感情を刺激することを重視しています。

 その感情刺激のレベルが一定のしきい値を超えたときに態度変容が起こり、コンテンツがたくさんの人にシェアされます。このしきい値がどの程度高いもので、それを超えるにはどういった情報をどのように編集して出せばいいのか。それを体得・ノウハウ化できていることが新R25編集部の強みになっています。

MZ:態度変容を促すコンテンツを作る際に、他に意識していることはありますか?

渡辺:「人」を立てることです。今は“情報爆発時代”ですので、みな自分で情報を取捨選択することが難しいんです。そのような状況になるに従い、特定の個人の影響力はどんどん強くなっています。

 そのため、新R25では読者に伝えたいテーマやメッセージを決めたあとは、それを説得力を持って読者に訴求できる人物を選定し、彼らにインタビューする形でコンテンツを制作しています。ですので、必然的に新R25には各分野のトップランナーや実績のあるインフルエンサーが多く登場しています。

MZ:有名な方にインタビューすれば、本人が情報拡散してくれるといったメリットもありますよね。

渡辺:そうですね。ただ、勘違いしている方も多いのですが、取材対象者がインタビュー記事をシェアしたからと言って、PVに大きく影響するわけではありません。また、著名な方ほど他媒体での露出も多いため、企画の切り口やコンテンツの届け方を工夫しないと新鮮味のない記事になってしまいます。名のある方に取材すれば多くの人に広がる、というわけではないんです。

MZ:確かに、有名な人のほうが他メディアの似たような記事と同質化してしまうリスクがありますね……。コンテンツの届け方を工夫しているとのことですが、具体的にどのような工夫を行っているのか教えてもらえますか?

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/05/15 08:00 https://markezine.jp/article/detail/30946

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