KDDIは、過去・現在・未来のau人口動態データを2019年8月下旬より提供する。データ利用許諾がとれたauスマートフォンユーザーの位置情報ビッグデータをもとに、特定エリアや時刻毎の人口、人の流れを把握することが可能。
本サービスは人口動態を過去、現在、未来の3つの軸で活用できるように、移動滞在データ、準リアルタイムデータ、未来予測データの3つのメニューで構成される。企業は自社保有するデータやその他の外部データと組み合わせることで、新たなビジネスモデルの開発や新しい体験価値の創出に活用できる。
たとえば、移動滞在データを店舗売上データと組み合わせることで、新規店舗の出店検討に活用できる。人口集中箇所をリアルタイムに把握して、災害時における意思決定の精度とスピードを向上させることも可能。また、未来予測データをイベント情報などと組み合わせることで、対象エリアのタクシー配車需要予測を精緻に行い、お客様満足度を向上することも考えられるという。
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