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MAツール導入のメリット、上司や経営陣にどう伝える?運用担当者に求められる4つの素質も紹介

MAツールの担当者に向いているのはどんな人?4つの素質

 筆者はこれまで様々な企業のMAツール導入・運用支援を行ってきました。本連載のまとめとして、その中で感じた「MAツールの担当者に向いている人」の4つの素質を紹介していきます。

 まず、MAツールで成果を出すためには継続的な運用と改善が必要ですから、その過程を楽しめない人は、モチベーションが下がって運用が辛くなってしまったり、改善への取り組みが止まってしまったりします。

 また、MAツールは新機能の追加やメニューの配置変更、運用中の機能アップデートがよく起こります。このため、物事を改善していく過程や変化を楽しめるということが、担当者に必要な素質ではないでしょうか。

 続いて、顧客の心理状況に沿ってシナリオを考えられるという点で、営業経験のある方も向いています。Web制作やマーケティングのみの経験しかない方は、顧客の心理や状況への理解が低い場合があるため、その知見を補うための行動が必要でしょう。

 MAツールの担当者には部門を越えた連携が求められるため、素直さとコミュニケーション能力の高さも欠かせません。MAツールはマーケティング部、インサイドセールス部、営業部、ときには広報部、人事部などと連携しながら活用していくものです。したがって、素直に教えを請うたり、説得したりといったコミュニケーションが発生することが多々あります。部門を横断してプロジェクトを推進できるような方をアサインすると良いでしょう。

 運用のルール作りも、MAツールの担当者にとって重要なタスクです。たとえば、フォームのプロパティを誰でも作成できる状況にしておくと、運用年数が長くなるにつれて、「情報の管理が煩雑になる」「リストの抽出が困難になる」といった問題が表面化します。

 MAツールの担当者には、きちんとルールを作り維持していく、システム管理者のような役割も求められるので、そういった業務が得意というのも重要な素養かもしれません。

 必ずしも4つのすべてを備えていなければならない、というものではありませんが、適任者をアサインすることでMAツールの運用を促進できることは間違いありません。参考にしてみてください。

 さて、本連載は今回が最終回。マーケターからよく聞かれる質問にお答えしながら、MAツールの導入・運用のコツを紹介してきましたが、皆さんのお悩みを解決することはできたでしょうか。

 MAツールで成果を出すためには、継続的な効果検証と改善が必要です。困りごとが出てきたときには、ぜひ本連載を読み返してみてくださいね。

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この記事の著者

草皆 直人(クサカイ ナオト)

株式会社24-7 取締役 COO

デジタルエージェンシーのインフォバーン、インターネットサービス事業者(IPS)のニフティにて、 デザイナー・ディレクターとして制作業務やオウンドメディアの立ち上げを経験。2011年10月、コムニコに入社し、SNS運用支援ツールのサービス開発に携わる。2015年7月にグ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/07/26 09:00 https://markezine.jp/article/detail/31509

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