インスタ大好きな「様子見フォロワー」と「ソーシャルよいこ」
セッション後半では、dot代表の冨田氏とZ世代の4タイプを代表して登壇した4名の学生とのディスカッションが繰り広げられた。

まずは、4タイプごとにInstagramの使い方を見ていく。ここで斉藤氏は、Z世代の基本的なInstagramの使い方を紹介。「投稿して24時間で消えるストーリーズは、日常的に使っています。LINEは相手に“返信が欲しい”と思わせてしまうと考え、ストーリーズでみんなに見てもらいたい気持ちがあるんです」と語った。
様子見フォロワー・やまみほ(敬称略/以下同)は、週5時間ほどInstagramを使っている。その投稿写真の特徴は、記念日やイベントが多いことだ。「ストーリーズは、“今誰といるよ”を伝えるためのもの」(やまみほ)と話す。

ソーシャルよいこ・えっちょのInstagramは、キラキラした写真が多い。様子見フォロワーとソーシャルよいこは、Instagramをよく利用するタイプだが、投稿内容は異なることがわかる。
「ストーリーズは、友達にしゃべりかけるような感じで、毎日何気ないことを投稿しています。タイムラインには、イベントや、映えるお店の映えた写真を投稿します。また他の人の投稿を見たら、全員に“いいね”を押します。自分がされたら嬉しいから、みんなのもいいねしようと思うんです」(えっちょ)

大学の授業がない時は、友達の映えるInstagram投稿を参考に、「ここへ行ってみよう」と予定を立てるというソーシャルよいこ。一方、Instagramを余り使わないのは、省エネペシミストと人生ガチ勢だ。
情報は自分で取捨選択したい「省エネペシミスト」と「人生ガチ勢」
基本は「見るだけ」という省エネペシミスト・かえでは、自分のアカウントで投稿を行っていない。1日に1回アプリを開く程度で、友だちの投稿を見るだけだと話す。
「他の人と比べて、フォロー数が少ないです。そんなに見たい人もいないし、仲がいい人しかフォローしないです。本当に“いいね”と思ったときしか、いいねもしません」(かえで)

人生ガチ勢・そらもめったに投稿しないが、自分が大切な日だと感じる入学式などのセレモニー時には使う。このタイプの特徴は、「自撮り」が多いこと。また、リアルな人間関係を大切にしている分、情報のタッチポイントは外にあるのも特徴だ。
「新しい情報は、人づてに聞いて知ることが多いです。その後に、それらをもっと知りたいと思いInstagramを見たりします。Instagramきっかけで動くことはあまりないですね」(そら)
