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ELLE SHOP、SHIPS、TSI ECストラテジー登壇!ファッションEC向け勉強会レポート

2019/08/28 11:00

 ネイティブアドネットワークの展開で知られるpopIn(ポップイン)。2019年3月に画像検索サービス「popIn Action」の提供を開始し、コマースの領域にも力を入れ始めた同社が、7月24日、ファッションEC担当者向けの勉強会「【画像と検索のデータから学ぶECサイト勉強会】~お客様が本当に欲しい商品と出会える方法とは~」を開催した。

目次

AIによる画像検索ソリューション「popIn Action」

 popIn Actionは、AIによる画像認識技術を用いた検索ならびにレコメンドサービスだ。買い物をしている時「欲しい商品の画像は手元にあるが、商品名がわからない」と困ったことはないだろうか。popIn Actionの検索機能を使えば、ユーザーがスマホに保存してある画像やその場で撮影した写真を簡単にアップロードでき、取り込まれた画像をもとにAIが似ている商品を並べてくれる。

 サービスローンチ前にpopInが行ったアンケートによると、「有名人のコーディネート画像を参考に服を買う」と回答した人が全体の約2割、このうち「Instagram上のコーディネート画像を参考にしている」と回答した人が約8割を占め、3人に1人が「気に入ったコーディネート画像をスマホに保存している」と回答した。この結果を受け、画像検索ソリューションがECサイトのバリューや顧客体験の向上に役立つと考えた同社はpopIn Actionを開発するに至った。

popIn株式会社 ディスカバリー事業部 マネージャー 吉岡真宏氏

 アップロードされる画像は大きく4つに分類される。もっとも多いのはInstagramの画像で、全体の約4割を占める。次いで雑誌の紙面をスマホで撮影した画像が約3割、物撮りされた商品画像、テレビ画面に映るタレントの姿をスマホで撮影した画像も検索時に使われていると言う。ユーザーがアップロードした画像のデータはpopIn導入企業にも提供されるため、マーケティングや商品開発に活用することができる。

 popIn Actionの導入企業第1号は、雑誌ELLEのエディターがプロデュースするオンライン・セレクトショップ「ELLE SHOP」を運営するハースト・デジタル・ジャパンだ。効果は「滞在時間327%」「CVR274%」「購入単価142%」と3つの面で顕著に現れた。

 popIn Action開発時、「導入のしやすさに一番こだわった」と吉岡氏は語る。popIn Actionは購買履歴や閲覧履歴をもとにレコメンドを行うわけではないため、静的なJSタグを全ページに設置するだけで導入の設定は完了する。導入時に専用のデータフィードを作成する必要もなく、すでに持っているデータフィードと連携するだけでサービスが利用できる。既存のレコメンドツールとも併用が可能で、リプレースを検討する必要はない。

 今後は、popInの既存ビジネスであるネイティブアドネットワーク「popIn Discovery」と連携し、ECサイトの認知拡大や新規顧客の獲得などサイト来訪前のサポートも強化する構想を吉岡氏は語った。

ハースト講演「コンテンツでサイトの世界観を貫く重要性」

 第二部にはpopIn Action導入1社目であるハースト・デジタル・ジャパンより、ELLE SHOPのプロモーションを担当する渡邊真帆氏が登場した。

ハースト・デジタル・ジャパン CRM事業部 プロモーション担当 渡邊真帆氏

 雑誌『ELLE』の読者から寄せられた「紙面に掲載されている商品を購入したい」との声を受け2009年にオープンしたELLE SHOPは、国内外約200ブランドの最旬アイテムを厳選して販売している。

 ELLE SHOPはメディアという出自もあり、コンテンツの設計にこだわっている。『ELLE』エディターによるスタイリングの提案や、海外セレブのコーディネート紹介などの記事により、商品ページへの誘導を行っている。それぞれの商品がどれだけクリックされたか、どういうタイトルをつけたブログのトラフィックが多かったかなど、記事単位の効果測定は非常に細かく行われているという。

 このように、コンテンツを経由して商品に到達するという動線は一見すると遠回りかもしれないが、「今の時代にお客様から選んでいただくには、商品選定はもちろん、コンテンツによって世界観を貫くことが重要」と渡邊氏は語った。品数や価格で勝負するのではなく、「この人の提案する着こなしなら間違いがない」と思っていただける信頼関係こそ、ELLE SHOPのようなセレクトショップ業態の要と渡邊氏は話す。

 「隠れたニーズを先回りして提示する、popIn Actionのような気の利いた機能と、回り道を楽しめるコンテンツ。そのどちらかに偏るのではなく、お客様が求めていることをベースに表現の方法を追求しています」(渡邊氏)


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