発売記念Twitterキャンペーンには8,000件以上の応募
――発売記念Twitterキャンペーンも展開されました。こちらの反響はいかがでしたか?
\消して作る!自分だけの富士山/#富士山消しゴム発売記念キャンペーン
— プラス|PLUS Stationery (@plus_bungu) July 3, 2019
7月10日発売の使うとだんだん富士山になる新発想の消しゴム「#富士山消しゴム」が当たります!締切は7/30
▼応募方法
①@plus_bunguをフォロー
②このツイートをRT
▼商品・キャンペーンの詳細https://t.co/x0CuiuWP1E pic.twitter.com/nTqpwfnsWW
本木:想定を上回る、8,000件以上のご応募をいただきました。
――かき氷にもなりそうだというツイートもありましたが、そういった声から今後横展開の可能性は?
今日は #かき氷の日
— プラス|PLUS Stationery (@plus_bungu) July 25, 2019
「色反転したらかき氷になるね」とよく言われる #富士山消しゴム を置いときますね。https://t.co/x0CuiuFdD4 pic.twitter.com/8dkNAUjR0n
本木:現段階では、未定です。
――発売日を「富士山の開山日」にするというニクイ演出をしようと決めたのはなぜでしょうか?
本木:「富士山消しゴム」のキャッチコピーを考える際に、富士山の歴史や言い伝えなど、富士山に関する情報を集めていました。その中で、富士山の開山日が7月10日ということを知り、「どうせなら開山日と合わせた方がおもしろい」といった感じで決めました。
モノとコト、両方の良さを組み合わせた製品開発が大事
――最後に話題になる商品開発のヒントをいただけますか。
本木:近年、性能や機能、デザインなどといった「モノの価値」だけではなく、DIYやハンドメイドなど自分で考えながら作るなどといった「コトの価値」が高まっていると感じています。この考えから「富士山消しゴム」のコピーを「消して作る自分だけの富士山」に決めました。
実際SNSでは狙い通り「自分だけの富士山を作りたい」、「自分だけのオリジナルを作ってインスタにアップしたい」などの投稿がありました。モノ消費とコト消費を分けて考えられることがありますが、両方の良さを組み合わせた製品開発が大事になると感じています。
――どうもありがとうございました。
切り口を変えた結果、予想外に売れてしまったという商品は結構多いものです。あのカップヌードルがアメリカで売れたきっかけも、売り場を麺類からスープ類へと移動したことがきっかけだそうです。ポジショニングマップを作れば一目瞭然なのですが、切り口を変えると競合からターゲットユーザーまでガラリと一変します。「富士山消しゴム」は、通常の消しゴムのように「機能性」や「価格」といった従来の価値観ではなく、「消すことが楽しい」という新しい価値観を提示した点が、潜在的な顧客層に刺さったのではないでしょうか。