モバイル計測や不正防止を支援するadjust(アジャスト)は1月17日に、モバイルマーケティングプラットフォームのAppLovin(アップラビン)と連携し、Adjustの広告収益レポート機能をAppLovinが提供するアプリ内の広告入札システムMAXに拡張することを発表した。
これにより、両サービスを使用するマーケティング担当者は、アプリ内広告に接触したユーザーによる収益を計測できるようになる。この機能は、リターゲティングキャンペーンの最適化と、ユーザーのLTVの正確な測定を支援するものだ。
Adjustの広告収益レポートは、広告収益データをユーザー獲得のソースに結びつける機能。ユーザーのプライバシーに準拠した方法で、LTVとユーザー1人当たりの平均収益額(ARPU)を正しく測定できる。マーケターはより正確なデータを取得し、アプリユーザーにより効果的でパーソナライズ化された広告を提供できる。
AppLovinのデータによると、MAXを使ったアプリ内広告によりARPDAU(デイリーアクティブユーザー1人当たりの平均収益額)が平均10〜30%増加し、マニュアル作業にて広告の収益化を最適化する時間が短縮される。
【関連記事】
・ジーニー、「GenieeDMP」を広告効果測定ツール「Adjust」「AppsFlyer」と連携
・Adjustが2億2,700万ドルの資金調達を完了 既存市場の拡大と新規市場への参入を図る
・Adjust、Twitter傘下のMoPubと連携 広告収益計測機能を拡張し正確なROI把握を支援
・Adjust、アドウェイズと戦略的パートナーシップを提携 スマホアプリ向け効果測定システムを事業譲受
・Adjust、「ユーザー単位の広告収益」を計測できるレポート機能をローンチ