検索エンジンはアメリカ製
SEO対策をする上で忘れてはならないことは、検索エンジンは、Google、Yahoo!、Live Searchとすべてアメリカ企業のものということである。このことから、検索エンジン対策も本場はアメリカということになる。英語と日本語は違うといっても、アルゴリズムの開発はアメリカ本国で行われている以上、輸入品を相手に対策するというスタンスが必要となる。
Yahoo! JAPANは日本語キーワードを扱う面で、かなり独自性を発揮してはいる。しかし検索エンジンは依然として米YSTであり、アルゴリズムの根本は米Yahoo!のものなのである。
信頼できるSEO情報はどこから?
ということは、SEO情報で信頼できるものはアメリカ発のものがベースとなるということである。
ところで最近は、例えば「海外 SEO」などで検索してみると、実に多くのかつ有益なサイトやブログが表示されるようになってきた。これらのサイト運営者やブロガーは、多くがSEO専門業者ではなく、そういった意味では中立的で非常に鮮度の高い有用なSEO情報であると言えるだろう。
またアメリカでは広く一般に知れ渡っている情報(つまり無料)を、情報商材にして販売したり、セミナーの台本にしたりする商売も一部に見られる。英語が堪能であれば、直接海外の情報をゲットするようにして、また上記のように業者以外のサイトやブログでもリアルタイムで日本語化してエントリーされることが多いので、翻訳された海外SEO情報を収集することも、強く推奨する。
つまり、信頼できるSEO情報は、一に海外物、二に翻訳物、これがポイントである。そうして得た海外SEO情報を元に、日本国内で発せられているSEO情報を吟味するのである。海外物・翻訳物以下もしくは同程度というSEO情報では話にならない。それ以上の高度で独創的なものをどれだけアウトプットできるのか、それがSEO業者の見極め方となるだろう。よって、三に独自性となる。
【ライオン丸お薦めSEO情報サイト】
●検索エンジン公式サイト
・Official Google Blog
・Matt Cutts: Gadgets, Google, and SEO
・Yahoo! Search Blog
・Live Search
●お勧め海外SEOサイト
・WebmasterWorld
・Search Engine Watch Blog
・ezSEO Blog ・SEOmoz Blog
・Sphinn
SEOには賞味期限がある
さて、SEOはアメリカ発といっても、SEO専門会社の社長が昔アメリカ留学していたとしても、できるSEO会社の根拠とはならない。何年か前に○○のキーワードで1ページ目という過去の戦績自慢も駄目だ。検索エンジンは主にスパムとの戦いで日々アルゴリズムを向上させているので、対策するSEOの側も日進月歩、つまりSEOには賞味期限がある。過去の知識や経験は廃棄処分されるのである。
この点から、SEO関連書籍には要注意である。著者の力量にも大きく依存するが、SEO本は出版した時には、既に賞味期限が切れている可能性もある。四としては鮮度、リアルタイムの情報発信力が問われるだろう。SEOの賞味期限は、たった今この瞬間なのである。
例えばキーワード出現率(密度)を問題にする国内SEO業者がいるが、これはアメリカのトップレベルのSEOでは否定的である。特に「出現頻度を5%以下に」というSEOトークは信頼性に乏しい。こういった数年前の古めかしいSEO情報は、賞味期限切れとみなすべきである。
正しいSEO業者やSEO情報の選び方
一に海外物、二に翻訳物、三に独自性、四に鮮度。これが正しいSEO業者やSEO情報の選択のポイントである。今後の参考にしていただきたい。