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アドテック東京 2019

『東京ラブストーリー』より『君の名は。』に共感する私たち/U30が語る、シェアしたくなるコンテンツ

広告とバレても構わない「逆張り戦略」も

 一方玉井氏は、「広告とわかっていても、良いコンテンツは見る」ことも若年層の特徴だと考えている。

 「『天気の子』は多くの企業とコラボした映画でしたが、若年層に強く支持されています。北欧、暮らしの道具店の『青葉家のテーブル』も、20分弱と長いにも関わらず再生されています。広告とバレても構わない、突き抜けたコンテンツを作ることも1つの方法です」(玉井氏)

 玉井氏は、あえてオーバースペックの縦型動画を短尺で作り、勝負をかけることもあるという。その際には、最初の数秒で視聴者を掴むためにカット数を多くするほか、離脱を防ぐために遠い画は避け、出演者の顔を前面に出すといった工夫をしている。

 最後に登壇者たちは、これからのコンテンツに求められるものについて、一言ずつ語った。

クリエイター側の熱量。愛されて生まれたコンテンツであることが大切(玉井氏)
関わっている人全員が、それぞれの立場でコンテンツに愛情をもっていること。それが集結した時、最高のコンテンツが生まれる(河田氏)
Twitterではバズではなく、会話の誘発を狙うべき。議論の余地があり、自分ゴト化してもらえるコンテンツは強い(田邊氏)
クリエイターには「遊ぶこと」が欠かせない。ツッコマビリティを意識する。(福間氏)

 中村氏は「U30に愛されるコンテンツのキーワードは、熱量と余白」とまとめ、45分間のセッションを締めくくった。

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この記事の著者

蓼沼 阿由子(編集部)(タデヌマ アユコ)

東北大学卒業後、テレビ局の報道部にてニュース番組の取材・制作に従事。その後MarkeZine編集部にてWeb・定期誌の記事制作、イベント・講座の企画等を担当。Voicy「耳から学ぶマーケティング」プロジェクト担当。修士(学術)。東京大学大学院学際情報学府修士課程在学中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/12/12 07:00 https://markezine.jp/article/detail/32521

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