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白メガネ野崎が突撃!次世代のトップランナーに聞く新時代のキャリア形成

ヤプリ原田さんに聞く、激務代理店とスタートアップに入り込んだからこそ得たキャリアとは

 広告・マーケティング業界に特化した転職、副業、就活のキャリアコンサルティングを3,000人以上担当したホールハートの野崎大輔さん(通称:白メガネ)が、同領域で活躍中の業界人のこれまで歩んできたキャリアを深掘りし、人生100年時代におけるキャリア設計のヒントを探る本連載。今回はアプリ開発プラットフォームを提供するヤプリでオフラインマーケティング・PRを統括する原田千亜紀氏のキャリアを振り返った。

オフラインマーケとPRを統括

野崎:今回は、ヤプリでオフラインマーケティングとPR部門の部長に昇進されたヤプリの原田さんにお話をおうかがいします。まず、ヤプリでどういったお仕事をしているのか教えてください。

原田:私はヤプリのマーケティング本部の中にあるオフラインマーケティング&PR部の部長を務めています。部長になったのは2020年の1月からと最近ですが、それまでも主に展示会やセミナー、自社イベントなどでリード獲得を行いインサイドセールスに渡す役割を担っていました。

今回のインタビュイー
株式会社ヤプリ マーケティング本部 オフラインマーケティング&PR部 部長
原田千亜紀さん

 新卒ではサプリメントを販売する会社に販売員として就職。その後広告代理店に転職し、2016年にヤプリに入社。同社でイベント企画・運営をはじめとしたオフラインマーケティングに従事し、2020年1月より現職。

野崎:今回の部長就任によって、PR領域も見るようになったということでしょうか?

原田:元々入社時からPRもしたいと思っていたのですが、リード数増加を目的にするとイベントやセミナーにどうしても力が入ってしまい、そこに対する工数が多くなっていました。

 しかし、今回部長になったタイミングでオフラインマーケティングとPRのチームを作り、PRにも注力できる組織体制を整えました。

明確にやりたいことがなかった学生時代

野崎:世の中がデジタル化してオンラインとオフラインの境目がなくなってきている流れもあり、SaaS系の企業もリード獲得をデジタル上だけでなくリアルでも行う動きが進んでいると感じます。特にヤプリは展示会などでも人間味のあるアットホームな空間作りをされている印象があります。さらに、今後はPRも注力していくわけですね。

 また、ヤプリのようなSaaS型サービスを展開する企業への転職希望者は、日々キャリア面談をする中で確実に増えています。ここからは、原田さんがどのようにしてヤプリに入社し、現在の活躍に至っているのかを過去のキャリアから紐解き参考になるお話を引き出したいと思います。

 早速ですが、意外とルーツがみつかる学生時代から振り返っていただけますか。

株式会社ホールハート タレントマネジメント本部コンサルタント/スペシャリスト 野崎大輔さん(白メガネ)
株式会社ホールハート タレントマネジメント本部コンサルタント/スペシャリスト 野崎大輔さん(白メガネ)

原田:私は長崎出身で、小・中学校は部活動の剣道に打ち込んでいて全国大会でベスト8という戦績を残すくらい、のめり込んでいました。ただ、高校に入ると「女性らしく生きたい」と思うようになり、剣道をやめて普通の女子高生として過ごすようになりました。

 その後、大学進学のタイミングで福岡に出たのですが、当時明確にやりたいことはありませんでした。親に資格を取っときなさいと言われ、栄養士の資格を取ってました。

野崎:剣道ガールだったんですね! そして、栄養士の資格を取ったとのことですが、卒業後の進路を見据えて取ったのでしょうか?

原田:いえ、栄養士だと病院や学校などが候補として挙がってくるのですが、あまり働きたいと思えず、結局サプリメントを販売する会社に入社しました。

野崎:最初の会社ではどういったお仕事をしていたのでしょうか?

原田:販売員ですね。来店したお客様のカウンセリングをして、栄養士の知識を駆使しながらその人にあったものを提案していました。健康に対する意識の高い富裕層の方が主な客層だったので、提案するものの単価も比較的高かったと思います。

野崎:相手のニーズを引き出し、それに対して最適な提案をする力を業界は違えどもリアルな場で身に付けていったのですね。しかしながら、どうしてマーケティングに対して興味を持つようになったのでしょうか?

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/02/12 08:00 https://markezine.jp/article/detail/32818

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