Instagram活用によって得られた成果とは?
橋本:両キャンペーンとも期間中に1,000万リーチ以上と、シミュレーションよりも良い数字を獲得できました。ターゲットユーザーに対し、目的に沿った配信ができたと評価しています。
視聴完了率はこれまでのスポンサーシップのアクティベーションの中でも高く、CPMも他のスポーツ文脈の施策と比べて安かったので、非常に良かったです。
希代:今回はクリエイティブ面の学びが多かったですね。ストーリーズは、テンポ良く次から次へとコンテンツを遷移しながら視聴している人が多いため、冒頭で見るか見ないかの判断を左右するアイキャッチが重要になるのですが、「15秒で簡単にわかる」と冒頭で伝えたのが効果につながったのではないでしょうか。また、音なしでも学べる内容になっていて、今回のターゲットであるライトなファン層が欲している情報をタイムリーに発信されていた印象が強いです。
そして何より、ラグビー日本代表並びにJALの認知度を上げるという相乗効果に貢献していたと、キャンペーンを見ていて感じました。JALさんがこれまでの取り組みで蓄積してきた知見があったからこそ得られた結果だと思います。
今後Instagram×スポーツの可能性はさらに高まる
MZ:これからも「Instagram×スポーツ」のコミュニケーション施策を行っていくとして、Instagramにはどのようなことを期待しますか。
渡邉:試合の舞台裏などをスポーツ団体やアスリートたちがInstagramでより発信するようになれば、今後さらに広告出稿の価値が高まるはず。アスリートが発信するツールとしてInstagramの利用が増えていくと、我々としても嬉しいです。
橋本:アスリート目線で、企業やブランドについてメッセージを発信いただける点は広告主にとって非常に魅力的だと感じています。
スポーツを掛け合わせた広告を配信する上で、Instagramは特徴的なプラットフォームですので、引き続きこの立ち位置を守ってほしいと思います。また、ブランドコンテンツ広告がより簡単に出稿できるようになると、打ち手の幅も広がるので今後に期待しています。
MZ:Facebookとしては、スポーツ領域において今後どのようなプラットフォームにしていきたいですか。
希代:先ほど紹介した調査の結果などを見ても、スポーツ関連のコンテンツに対する利用者のニーズは高く、今後もますます高まると想像できます。スポーツを掛け合わせた企業のマーケティング活動が行いやすいプラットフォームとなれるよう、今後も取り組みを強化していきたいです。
Instagramではフィード広告、ストーリーズ広告やインフルエンサー投稿を活用したブランドコンテンツ広告などペイド施策で効率的にリーチを広げながら、ライブ配信や長尺動画を投稿できるIGTVなどを使ったオーガニック施策でより深いエンゲージメントをとりにいくことも可能です。そういった機能の活用方法をアスリートの方はもちろん企業側にも伝えていき、スポーツ領域のマーケティング活用を支援したいです。
橋本:今後、ストーリーズ投稿時に使っていただけるようなARカメラエフェクトやGIFスタンプ提供にも挑戦したいと考えています。GIFスタンプはすでにいくつかリリースしていますが、スポーツ文脈のものを作れると良いなと思っています。そのように、我々も新しい機能を積極的に取り入れたいと思っています。
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