アウンコンサルティングは、世界40ヵ国・地域における各国主要モバイルOS・機種のシェアに関する調査結果を発表した。
【OSシェア】SamsungやHuaweiのシェア増加にともないAndroidが伸長
OSシェアにおいて、2013年以来7年ぶりに中国のAndroidのシェアが80%を上回る結果に。その他、フィリピン、インド、ブラジルなど、中国を含む計14の国と地域でAndroidのシェアが80%以上になった。この結果から、該当国のSamsungやHuaweiのシェアが増加しており、機種シェアと相関関係にあることがわかる。
Androidのシェアが80%以上の国と地域
- アジア:中国、インドネシア、フィリピン、インド、イラン、トルコ、アラブ首長国連邦
- 南アメリカ:メキシコ、ブラジル、
- ヨーロッパ:ポーランド
- アフリカ:エジプト、ナイジェリア、南アフリカ
【機種シェア】アジアなどでAppleから安価なブランドへのシフト傾向
前回調査では、Appleが全体的に減少傾向だったが、今回の調査では、Appleに代わり他機種が2位以内にランクインしている国がいくつか見られた。該当国は以下のとおり。
- マレーシア:Apple→Huawei
- インドネシア:Apple→Oppo
- アラブ首長国連邦:Apple→Huawei
これらのOS・機種シェアの推移を見ると、Appleなどの比較的高価な機種から、SamsungやHuaweiなど、安価なブランドにシフトしている。特に、アジアや南アメリカ、アフリカの国と地域ではその変化が顕著に見られた。
【調査概要】
調査主体:アウンコンサルティング
調査期間:2019年3月~2020年3月
対象国:OECD加盟主要国を中心に抽出
各国人口参照元:Worldometers.info
OS・機種データ参考:StatCounter
スマホ普及率参考:Consumer Barometer with Google
【関連記事】
・新型コロナで売上減少も「新たなビジネスチャンスが生まれた」30%【マーケター600名調査】
・緊急事態宣言前と比べ約6割が受注数減少/テレワークが電話営業に影響【Mtame調査】
・ヴァリューズ、中国の消費者ニーズがリアルタイムに分かるオンラインインタビュー調査サービスを開始
・コロナ禍により約6割の企業で広告宣伝費が減少/約7割が新たな手法に積極的【Grill調査】
・スナップレイス、オウンドメディア運営者向けのランキング・アンケート調査プランをリリース