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変化し続けることが、リスクヘッジになる 目指すはデータで未来を予測するCM“T”O

 広告・マーケティング業界で活躍する人物の職業人生、キャリアを伝える本連載。今回は、CINCの尾崎隼人氏を紹介する。インターン3社を経験し、2019年に同社の新卒第1期生として入社した尾崎氏は、「変われないことがリスク」と捉え、あえてカオスな環境を求めてきた。自身が生きている時代を冷静に見つめながら、データを用いて新しい価値を提供していきたいと未来を語る。デジタルマーケティングが当たり前の世代である尾崎氏に、理想とする社会人像、そしてリスクへの向き合い方について聞いた。

目次

※本記事は、2020年5月25日刊行の定期誌『MarkeZine』53号に掲載したものです。

「変われないこと」が最大のリスク

株式会社CINC ソリューション事業本部開発部 尾崎隼人(Hayato Ozaki)氏
早稲田大学政治経済学部卒。学生時代に3社でインターンを経験し、マーケティングとテクノロジーに興味を持つ。2019年に、新卒1期生としてCINCへ入社。最速でCMTO(チーフ・マーケティング・テクノロジー・オフィサー)になりたいと、邁進中。トランペットと少林寺拳法に励み、ともに全国大会への出場経験も

――CINCの新卒第1期生として入社された尾崎さん。就職活動中は、積極的にインターンをされてきたそうですね。

 大学3年生の春から、就職活動を兼ねて3社でインターンを経験しました。ギフティやメルカリグループだったソウゾウで、営業サポートや分析業務、新規顧客獲得のマーケティングに関わりました。中でも1年近く在籍したモトアップではナイトレジャー市場向けのメディア運営を行い、サイト立ち上げからコンテンツの制作、インターンチームのマネジメントまで、幅広く経験しました。ユーザーの集客からコンバージョンの獲得までを一貫して管理する中で、ユーザーが求めている情報を提供すると、数値としてCVに現れるのがおもしろかったです。これらの実感を通してマーケティングに興味を持ち、この領域で仕事をしたいと考えるようになりました。

 入社して2年目になるCINCは、元々コンテンツマーケティング支援からスタートしたベンチャー企業です。現在は、自然言語処理を使ってビッグデータを読み解き、データ同士を紐付けて、新たな価値を発見するプロダクトの開発、SaaSソリューションを提供しています。入社後、営業や企業調査などを経て、今はビッグデータを用いた分析ツール「Keyword map for SNS」のプロダクトマネージャーと、R&Dチームのプロダクトマネージャーを兼任しています。いずれは、チーフ・マーケティング・テクノロジー・オフィサー(CMTO)になりたいと思っています。

――将来像が明確ですね。では、CINCに入社した理由を教えてください。

 一番の決め手は、ベンチャー企業の新卒1期生として入社できたことです。そのような機会はなかなかありませんし、カオスな体験ができそうだと感じました。就職活動では、大手企業や外資系のコンサルティング企業、投資会社なども見ていましたが、最終的には、デジタルマーケティング業界のベンチャー企業であるCINCを選びました。まずは大手企業に入り、じっくりと力をつけてからチャレンジする、といったキャリアも考えましたが、それはリスクの先延ばしではないかと感じたのです。

――なるほど。尾崎さんの考えるリスクとは?

 僕にとってのリスクとは、変化への順応力が養われないこと。5年後10年後、テクノロジーはますます進化し、人や情報の移動や伝達はさらに高速化し、より飛躍的な変化が増えてくるでしょう。そういった環境下では、自らが情報を取捨選択しながら、思考し、失敗も含みながら意思決定を重ねていくことで培われる変化への順応力こそが、最良のリスク回避になるはずです。不安定で予測不可能な状態を表す“VUCA”という言葉に象徴されるような、変化が激しい時代ならば、はじめからカオスな場所に身を置いて、自分で新しく切り拓いていく力を身につけたい。変化をかいくぐり身に付く順応力を早い段階から鍛えることのほうが、僕はむしろ安定だと思っています。

 もちろん、CINCに入社したいと考えた理由は、それだけではありません。CINCは、SaaSソリューションを開発・提供する事業と、マーケティング支援などのコンサルティング事業、両方のビジネスを展開しています。僕はソウゾウでのインターンで、SQLを使ったユーザーデータの分析を経験し、エンジニアリングにも興味がありました。これからは、デジタルを知っていて当たり前の時代です。だから、デジタルとマーケティングのビジネス両方が揃い、ベンチャーらしい環境があり、刺激的な体験ができる場を選びました。

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