Marketing Cloud Partner of the Yearを受賞
――今回受賞したMarketing Cloud Partner of the Yearとは、どのような賞ですか?
瀬戸:セールスフォース・ドットコム(以下、セールスフォース)のパートナーを対象に年に1回開催されるSalesforce Partner Summitというイベントがあります。
その中で、同年度内の実績をもとにセールスフォースへ大きな貢献を果たしたパートナーを表彰するSalesforce Partner Award(※1)というアワードも開かれます。このアワードには様々な部門が設定されており、今回電通デジタルが受賞したMarketing Cloud Partner of the Yearは、その1部門です。
この賞は、セールスフォースの中核ソリューションであるマーケティングプラットフォーム「Marketing Cloud」の販売・導入において、国内No.1パートナーが選ばれる賞で、今年から新設されました。
※1 Salesforce Partner Award
セールスフォースのパートナープログラムに参加している国内300社以上の中から、当年度(2020年度は2019年2月~2020年1月)において、セールスフォースの製品・サービスを活用して顧客企業のビジネス革新に貢献するとともに、同社のビジネス発展に貢献したパートナーを表彰するアワード
――電通デジタルがMarketing Cloud Partner of the Yearに選定された理由は?
瀬戸:電通デジタルは、顧客企業のマーケティング活動支援における多くの場面で、Marketing Cloudを活用した最適な戦略・立案を提案し、事業成長に貢献してきました。この取り組みにより、Marketing Cloudの「セールスからコンサルティング、デリバリーまでのワンストップなサポート体制」「販売実績」「新規リード獲得につながるマーケティング活動成果」を総合的に評価していただいたと考えています。
矢内:我々はほぼすべての案件をセールスフォースと共同で行っておりますので、セールスフォースが、我々のコンサルティングの質や、顧客に対するフォローなどを詳細に知る機会が多く、そこから得られた評価も含めての、総合評価ということになるのだと思います。
――これまでに、Salesforce Partner Awardで受賞した賞はありますか?
矢内:2018年に「Rookie Partner of the Year」を受賞しました。パートナープログラムに参加して2、3年のパートナーを対象にした賞なのですが、電通デジタルは2016年設立ということで、ルーキーとして受賞しました。
「Marketing Cloud」の導入から活用までを一気通貫で支援
――Marketing Cloudとは、顧客のどのような課題を解決する製品ですか?
赤堀:Marketing Cloudは、生活者に関するあらゆるデータを収集・一元化し、それらのデータや分析に基づいて、パーソナライズしたコンテンツを最適なチャネル・タイミングで提供することができる製品です。
スマホの登場により、顧客の購買行動が多様化・複雑化したことで、マスメディアを中心とした従来型のマーケティングだけで、以前と同様の効果を得ることが難しくなってきました。
そういった時代背景の中で求められているのは、生活者一人ひとりに最適化したコミュニケーションを行い、自発的な行為を後押しする仕組みです。販売する商品・サービスが良いものである、プロモーションが良い内容であることは当然ですが、それ以上に大事なのは、生活者一人ひとりに寄り添った顧客体験の提供です。それを実現できる最適なソリューションとして、多くの顧客にMarketing Cloudを提案しています。
――顧客にはどのような体制でMarketing Cloudを提供していますか?
赤堀:電通デジタルでは、セールスからサポートまでを3つのチームに分けて、顧客の状況に合わせてトータルで行っています。
これら3チームにはいずれも、Salesforce認定資格保有者が多数おり、Marketing Cloudの製品知識を豊富に持っています。そういったメンバーが、全体の構想策定から施策の実施運用、クリエーティブ提供までを一気通貫で提供できるところが、電通デジタルの大きな特徴だと思っています。