HANABISHIは、同社が運営するユーザー参加型のランキングコミュニティ「みんなのランキング」にて、「動画配信サービス(VOD)」について、全体の利用率や契約中のサービス、それぞれの満足度などを調査した。一部内容を紹介する。
有料の動画配信サービスの契約率は?
有料の動画配信サービスの契約率は、26.9%という結果に。年代別で比較すると、利用率が最も高かったのは20代で37.4%だった。
サービス利用はAmazon Primeが最多
動画サービスごとの利用者数は、「Amazon Prime Video」が飛び抜けて多い結果に。次いで2位は「Netflix」、3位は「U-NEXT」と「Hulu」が並んだ。全体の傾向としては、映画からバラエティまで幅広いジャンルのコンテンツを配信する、総合系サービスの登録者数が多い結果となった。
満足度はジャンル特化型サービスが高い傾向に
続いて、サービス満足度についても調査を行った。下図は、回答者に利用中のサービスを「満足」「やや満足」「どちらでもない」「やや不満」「不満」の5段階で評価してもらい、「満足」「やや満足」の合計の割合を、高い順にまとめたもの。
満足度が最も高かったのは、スポーツを専門とする「DAZN(ダゾーン)」と、月額440円(税込)で多くのアニメ作品が見放題の「dアニメストア」。
それぞれが選ばれた理由について、1位のDAZNにおいては「様々なジャンルのスポーツの試合を楽しめること」や、「色々なカメラアングルから試合を写してくれるので見ていておもしろい」などが挙げられており、スポーツ好きのニーズを満たしていることがわかる。
2位のdアニメストアが選ばれた主な理由は、「月額料金の安さ」や「アニメ作品の豊富なラインアップ」だった。懐かしの名作アニメから話題の最新タイトルまで、見られる作品の年代を問わないところが高ポイントのようだ。
一方で、ディズニー作品の配信に特化した「Disney DELUXE(ディズニーデラックス)」のように、特化型でありながら満足度で上位に入らなかったサービスも。寄せられたコメントの中には、「定額料金が高い」や「コンテンツの充実度が物足りない」などの意見があった。
サービスを選ぶ際に重視するポイントは?
サービスを選ぶ際に重視するポイントについて最も多かった回答は「料金」という結果に。以下、2位「見放題作品数」、3位「好きなジャンルの充実度」と、サービスの本質であるコンテンツに関する回答が続いた。
「その他」の回答者においては、「最新の作品がいち早く観られるか」「新着の作品数の多さ」といった新作を重視する回答をはじめ、「サービスの口コミ(評判)」「動画の速度が快適に保たれる(回線の安定性)」などの声が寄せられている。
【調査概要】
調査主体:HANABISHI
調査名:動画配信サービス(VOD)徹底調査!コスパ比較や満足度&ジャンル別おすすめランキング
調査期間:2020年5月21日~28日(複数回にわけて実施)
調査対象:全国の15歳以上3,864人
調査方法:ネット上でのアンケート調査
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