データ保護規制における議論の本質
ユーザーが望まない行き過ぎたデジマ施策は、数年前まではそれでもよかったのかもしれないが、外部環境が変化した今でも通用するだろうか。ユーザーは不快な広告に対し拒否権があり、主導権を握っている。そして震災や新型コロナウィルスの蔓延などでピリピリした空気を読まずにやってしまうと、すぐにSNSで炎上する。
クレームが出るようなインモラルな手法は、たとえ短期的には儲かったとしても、そもそも選択肢に上がってはならない。どちらの方が費用対効果が良いかという天秤にかける時点でズレてくる。

昨今のGDPRなどのデータ保護規制の意味することは、CRMが再び脚光を浴びるということよりも、モラルベースのマーケティングへのシフトと読み解くべきだろう。
企業側の人間性や倫理観が問われるこれからの時代、アドテクだけの問題ではなく、あらゆる施策の在り方を見直すチャンスだ。次回以降の連載では、私自身が姿勢を改めた結果、どんな行動や施策の変化に結び付いたのか、MA(マーケティングオートメーション)やオウンドメディアを例に、利己的な「ハント」から脱却する方法を詳述する。

 
                    
                     
                    
                     
                    
                     
                    
                     
                    
                     
                    
                     
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                    
                                     
                                    
                                     
                                    
                                     
                                    
                                     
                                    
                                     
                                    
                                     
                                
                                 
                                
                                 
              
            