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インモラルな“デジマ”から脱却せよ

【独白】アドテクを突き詰めたデジマは、インモラルだったのか? 私はマーケターではなく、ハンターだった

データ保護規制における議論の本質

 ユーザーが望まない行き過ぎたデジマ施策は、数年前まではそれでもよかったのかもしれないが、外部環境が変化した今でも通用するだろうか。ユーザーは不快な広告に対し拒否権があり、主導権を握っている。そして震災や新型コロナウィルスの蔓延などでピリピリした空気を読まずにやってしまうと、すぐにSNSで炎上する。

 クレームが出るようなインモラルな手法は、たとえ短期的には儲かったとしても、そもそも選択肢に上がってはならない。どちらの方が費用対効果が良いかという天秤にかける時点でズレてくる。

 昨今のGDPRなどのデータ保護規制の意味することは、CRMが再び脚光を浴びるということよりも、モラルベースのマーケティングへのシフトと読み解くべきだろう。

 企業側の人間性や倫理観が問われるこれからの時代、アドテクだけの問題ではなく、あらゆる施策の在り方を見直すチャンスだ。次回以降の連載では、私自身が姿勢を改めた結果、どんな行動や施策の変化に結び付いたのか、MA(マーケティングオートメーション)やオウンドメディアを例に、利己的な「ハント」から脱却する方法を詳述する。

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この記事の著者

菅野 勇太(スガノ ユウタ)

株式会社LIFULL/百様株式会社
2008年に株式会社ネクスト(現・株式会社LIFULL)入社。以来『LIFULL HOME'S』のBtoCマーケティングに従事。2012年に日本国内初の事例となるマーケティングオートメーション導入を主導。2016年にはYahoo!APIを直接連携したオンライン広告の全社インハウス化を実施。現在はリアル店舗『住まいの窓口』を中心としたオムニチャネル戦略およびCRM戦略を統括。宅地建物取引...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2020/06/16 08:00 https://markezine.jp/article/detail/33602

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