D2Cは、同社が広告販売を行うNTTドコモのスマートフォン向けメール広告配信サービス「メッセージS(スペシャル)」において、ユーザーのリアルタイムな位置情報データを活用した広告配信サービスを提供開始した。
これにより広告主企業は、希望の「日時」と「エリア」を指定し、「その時」「そのエリア」を訪れたユーザーに対して、広告配信をすることが可能となる。
ターゲティング配信エリアの設定では、店舗周辺や商圏に合わせて、最小半径75メートルから最大5キロメートルまでの複数エリアを指定可能。また、ドコモが保有するユーザー属性データ(ユーザーの同意を得て取得した、個人情報を含まない性別・年齢・居住地などのデータ)と掛け合わせることで、企業が求めるターゲット層へのより的確なリーチを実現することが可能となる。
なお同サービスは、NTTドコモが提供するスマートフォンを中心としたアドネットワーク型広告配信サービス「docomo Ad Network(ドコモアドネットワーク)」において利用可能となる。
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