アプリのニーズの高まりに合わせASAを強化
――はじめに、皆様の担当業務についてご紹介ください。
木根渕:集英社の木根渕です。私は、Webやアプリ上で漫画コンテンツを展開している少年ジャンプ+のアプリサービスの宣伝を中心に、担当しています。
原田:Septeni Japanの原田です。当社では、広告主のデジタルマーケティング支援に向けた包括的な戦略設計やサービスの提供を行っており、私は、今回集英社様の担当営業として、アプリのサービス拡大をねらった具体的な施策設計や改善アクションのご提案をさせていただきました。
安立:Septeni Japanの安立です。アプリ案件をメインとした広告運用コンサルティングを担当しています。ASAに関しては社内の媒体責任者を務めており、媒体社との連携や戦略設計を横断でサポートしたりしています。
――早速ですが、少年ジャンプ+の特徴について教えてください。またどのようなプロモーションを展開されているのでしょうか。
木根渕:少年ジャンプ+は、毎日更新されるオリジナル連載作品が「初回全話無料」で読めることが最大の特徴です(※初回全話無料はアプリのみ)。週刊少年ジャンプの電子版配信や人気作の限定無料公開も行っています。
プロモーションに関しては、獲得したい成果を数値化し、年間やクール単位で目標を立てて行っています。具体的には、広告会社の方と協力しながら、インストールの獲得をメインに月々の出稿枠に応じて取り組んでいます。
――現在ASAへの出稿を強化されているそうですが、その経緯について教えてください。
木根渕:新型コロナウイルス感染拡大により、生活者が自宅で過ごす時間が増えてきた今年2月末、弊社の検索ボリューム増加を見込んだタイミングで、ASAでの指名キーワードの出稿を強化しました。
実はこれまで、“ジャンプ”や“ジャンププラス”の指名キーワードに広告出稿はしていませんでした。というのも、これらのワードで検索してくれるユーザーに対しては、認知はとれていると考えていたんです。名称が浸透していない新規のサービスであればともかく、ジャンプというワードを認識、検索してきたユーザーに広告を打つ必要はないのではないかと。そのため、作品名などのキーワードを中心に対応していました。
しかし今回、原田さんを通じて媒体社の担当者から指名キーワードへの出稿事例も含めて提案いただき、出稿によって面が増え、“ジャンププラス”で検索した人からのインストール率が上がる実績に納得ができたので出稿を決めました。