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白メガネ野崎が突撃!次世代のトップランナーに聞く新時代のキャリア形成

販売経験×副業でキャリアの拡充に成功。三井住友カード久保さんが事業会社マーケターになれた訳

副業をきっかけに転職を決意

野崎:2年目にはマネージャーにも昇格され、順調に社内評価を上げていく久保さんですが、副業自体はどのようなきっかけで始められたんですか。

久保:友人と行った、香港と深センの旅行中にシーケンシャルウインカー(流れるように点灯するウィンカー)機能が付いた自転車用テールライトが売っていたのがきっかけです。

 当時自転車がブームになっている中、国内でそれを付けて走っている人を見たことがなく、「これは売れる」と何個か購入してWebで販売したんです。すると、思ったよりも早く売れたので、現地の販売業者と専売特許契約を結び、本格的に展開を開始しました。

野崎:さらっと言ってますが、社会人2年目でかなりのやり手ですね。ちゃんとマーケティング感覚を持って目利きをしていたからこそ、売れたのだと思います。その後、2社目として大手SIer傘下のデジタルマーケティング支援会社に転職されています。副業が転身のきっかけになるケースも散見されますが、久保さんも例外に漏れずでしょうか?

久保:そうですね。家電量販店の販売員をする中でモノを売る上で大事な考え方を、副業を通じてインターネット上でモノを売るおもしろさをそれぞれ学ぶことができました。その上で、1つのアクションを起こしたらnでアクションが返ってくるインターネットのビジネスに魅力を感じるようになり、転職活動を始めました。

 ただ、この段階ではデジタルマーケティングやデジタル広告に興味があったわけでなかったので、IT関連の企業を多く受けており、その中でご縁のあった会社に転職することになりました。

「何を売るか」から「どう売るか」まで考えられるように

野崎:1対1の接客でしっかりと全国No.1の実績を残した後、副業トリガーでインターネットを介在して1対nで販売することに興味を持つようになったわけですね。入社してからデジタルマーケティングに携わり始めたのでしょうか?

久保:はい、EC系のクライアント様を中心に担当し、新規獲得を目的とした検索連動型広告の運用を担当していました。入社半年後にはディスプレイ広告の運用や分析ツールの活用など、少しずつ担当業務が広がっていきました。

野崎:このデジタルマーケティングの実務経験が、越境ECの副業にもシナジーがあったと思うのですがいかがでしょうか?

久保:「何を売るか」の部分に注力していたところから、「どう売るのか」も考えられるようになったことで、売上にもブーストがかかるようになりました。たとえば、各ECモールで出品するときの商品名を考えるときに、SEOやリスティング広告の知識を取り入れることでモール内での検索順位を向上させることができました。このように、副業とのシナジーも生み出せていたと思います。

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自分を商品に見立てて転職活動

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/07/17 08:00 https://markezine.jp/article/detail/33775

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