一般的なYouTubeクリエイターより高い効果が見込める可能性も
YouTubeやInstagramなどユーザー投稿型のプラットフォームが発達したことで、生活者の購買行動が変化しました。日常生活のルーティンの中で、各種プラットフォームを通じて新たな商品を発見し、商品情報を検索。その後購入するというプロセスが増えてきています。
その際に情報源となりやすいのが、身近な人や著名人、好きなタレント・アーティストなど、発信する情報に信頼の置ける人です。広告主のニーズとしても「影響力がある人から発信をしてほしい」というご相談は多く、SNSを中心にタレントを活用したインフルエンサーマーケティングを実施するケースが多く見られます。
こうした依頼に対して、タレント・アーティストのYouTubeチャンネルとのタイアップはとても有効です。広告主のニーズを満たした上で、「動画」というリッチなフォーマットを活かした効果的な訴求ができると考えています。
なお、YouTubeのタイアップ動画はいわゆる「ストック型コンテンツ」であるため、チャンネルコンセプトに沿ったコンテンツを制作することで、ターゲット層に継続的にリーチできることも大きな利点です。
テレビよりもYouTubeを視聴している若年層のみをターゲットとする場合には、一般的なYouTubeクリエイターの起用も選択肢に挙がります。しかし、タレント・アーティストのYouTubeチャンネルは前述の通り、マスメディアでの活動で多くのファンを抱えている分、20代後半~50代以降の視聴者比率が高く、幅広いターゲットに安価にリーチすることが可能です。
また、後述するように、商材のターゲットによってはタレント・アーティストのYouTubeチャンネルのほうがより高い効果を発揮できる可能性があります。
FIREBUGでは過去に、利用意向のブランドリフトをKPIに据えたアプリプロモーションにおいて、一般的なYouTubeクリエイター、タレントのYouTubeチャンネルの双方を起用してコンテンツを制作しました。その結果、チャンネル登録者数は前者のほうが上回っていたものの、チャンネル別のKPIの達成率は後者が1.5倍高く、また実際のインストール数も1.2倍高い数値が得られました。
これはあくまでも良好な結果が得られたプロモーションの一例ですが、今後こうした事例が積み重なることで、タレント・アーティストのYouTubeチャンネルは広告出稿先としてより注目されていくと思います。