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スポーツ×デジタルマーケティングの現在位置を探る

YouTube動画が来場に寄与!川崎ブレイブサンダースに聞く、YouTubeチャンネル運用のPDCA

川崎ブレイブサンダース流、YouTubeコンテンツ戦略

平地:実際チャンネルの中のコンテンツも様々なバリエーションがありますが、企画はどのように進めているのでしょうか。

藤掛:企画する際は、プレー動画をはじめとしたバスケットボールに興味を持つ方向けのコンテンツではないものを作るようにしています。そして、当初の目的であるブレイブサンダースの未認知層、バスケに興味のない層にも楽しんでもらえるよう、エンタメ色を強めた動画の企画を目指しました。

 具体的には、「プロバスケ選手がゲーセンにあるシュートゲームに本気で挑戦した結果...」のようなチャレンジ動画などがあります。また、トレーニング方法やアスリートの食事を紹介する動画やドッキリ動画、How to動画など、投稿するものに偏りがでないことも意識しました。

平地:内容自体を考えるのはどなたが行っていたんですか。

藤掛:うちは企画から制作、編集、その後の分析まで全部内製で行っています。元々DeNAでゲーム関係のYouTubeチャンネルを運営していたメンバーがいて、その人を引き入れました。YouTubeの文脈を理解しながら、川崎ブレイブサンダース専属で動画の企画・制作に携わってくれるスタッフが入っていたのは、成功の要因の1つだと思います。

日本特有のコミカルさを大事に

平地:そのスタッフの方はどのようなことを意識して企画から分析まで行っているのでしょうか。

藤掛:選手の素が出るような動画を常に意識していると思います。台本がきちんと用意されて、構成を固めすぎるとカッコつけた動画になってYouTubeでは受け入れられない動画になってしまいます。そのあたりの感性があるのと、編集もYouTuberの動画などを見る人が好きそうな切り取り方をしているので、私も日々参考になっています。

平地:カッコつけた動画を撮るのではなく、日本のYouTube特有のコミカルさなどに振り切った動画を作っているんですね。企画は編集会議などで計画的に決めているのか、それとも突発的に組み立てるのか、どっちでしょうか。

藤掛:基本的な投稿ペースや出したい動画の方向性は定めています。とはいえ、選手のスケジュールが難しいなどクラブの状況に左右されるので、柔軟に対応していました。

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YouTubeきっかけの来場が増加

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2020/09/28 07:00 https://markezine.jp/article/detail/34305

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