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来場者&スポンサー満足度を向上!アルバルク東京に学ぶ、社会×ビジネスに貢献するスポンサーシップ

 プラスクラス・スポーツ・インキュベーションの平地さんとともに、スポーツ業界のマーケティングの現状と課題、今後について探る本連載。今回はJapan Sports Activation Awards 2023でクラブ賞を受賞したアルバルク東京のセールスを担当する酒向さんと吉さんに、アイセイ薬局、東洋製罐グループホールディングスとのSDGsを絡めながらビジネス貢献につなげたスポンサーアクティベーション事例について聞きました。

来場者の健康チェックをサポート

平地:今回は、Japan Sports Activation Awards 2023(国内のスポンサーアクティベーションを表彰する広告賞)にてクラブ賞を受賞したアルバルク東京にて、スポンサーセールスを担当する酒向さんと吉さんに話を伺います。

 アルバルク東京では、アイセイ薬局と東洋製罐グループホールディングスそれぞれでSDGsに関連したスポンサーアクティベーションを行っており、それぞれ高い成果を上げていたことからクラブ賞を受賞しています。

 まず、酒向さんが担当しているアイセイ薬局との取り組みについて伺います。アイセイ薬局はどのような形でスポンサーをしているのでしょうか。

酒向:アイセイ薬局様はグループ全体で400店舗以上を展開する調剤薬局です。アルバルク東京が取り組む、よりよい未来づくりに貢献する社会的責任プロジェクト「ALVARK Will」に共感いただき、2023-24シーズンからSDGsパートナーとして参画いただいています。

 アイセイ薬局様はSDGsに関連した取り組みに力を入れており、40周年を迎えるタイミングでその取り組みを加速させたい思いがありました。その中で担当者様が健康と親和性のあるスポーツと絡めた取り組みを検討されており、アルバルク東京のスポンサーアクティベーションを選んでいただきました。

アルバルク東京 酒向 健二朗さん

平地:取り組みとしては2シーズン目ということですね。それでは、実際どのようなスポンサーアクティベーションを行っているのか、教えてください。

酒向:アルバルク東京のホームゲーム時に会場でブースを展開していただきました。ブースで行ったのは、野菜摂取量や骨密度、血管年齢、握力測定などの健康チェックです。来場者や同行者の方々が、自身の健康を気軽にチェックできることが好評でした。また、健康チェックを体験した方には、お薬手帳をプレゼントしました。

ブースの様子

継続する工夫で20試合以上体験する人も

平地:スポンサーアクティベーションの実施において工夫した点はありますか。

酒向:健康チェックは継続していただくことが重要です。そのため、参加回数に応じてプレゼントがもらえるスタンプラリー形式にしました。また、ファミリーで来場される方も多いため、選手の握力や野菜摂取量を掲示するなど、子供から大人まで楽しんでもらえる工夫を心掛けました。

平地:参加した方の感想はいかがでしょうか。

平地さん写真
プラスクラス・スポーツ・インキュベーション 平地 大樹さん

酒向:2023-24シーズンに行ったアンケートでは、多くの方が継続して参加していることがわかりました。多い方だと20試合以上体験された方もおり、スタンプラリー形式にしたことの効果が出たのではないかと思います。

 また、来場者の方から「子供が野菜を食べないので、食事のアドバイスが欲しい」など、発展した取り組みにつながりそうなご意見もありました。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2025/05/28 08:30 https://markezine.jp/article/detail/47879

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