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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

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来場者&スポンサー満足度を向上!アルバルク東京に学ぶ、社会×ビジネスに貢献するスポンサーシップ

延べ9,800名以上が参加など良い結果に

平地:アンケートが好評だった本アクティベーションですが、参加者数などの成果はいかがでしたか。

酒向:2023-24シーズンは、延べ9,800名の方にご参加いただけました。1試合当たり300名以上の方が参加していました。アイセイ薬局様もこの成果を評価してくださり、2シーズン目のご継続を決めてくださりました。今シーズンは、これまでの19試合で延べ9,500名の方にブースにご参加いただいています。

平地:すごいですね。出展ブースにアイセイ薬局の方もいるのですか。

酒向:毎試合5名ほどの方にスタッフとして参加いただいています。薬局店舗で働く薬剤師・医療事務、本社の社員などが参加しています。今後の取り組みとしても、ご自身や周りの方の健康を気にかけてもらう機会を作るとともに、身近に健康のサポートをしてくれる薬剤師の仕事や役割を認知・理解してもらえるようなものにしていけないかと議論しています。

平地:アイセイ薬局様の人材などのアセットを有効活用していて、価値も上げる取り組みになっていますね。

 ちなみに、都内にある約60店舗でアルバルク東京の告知動画やポスター掲出も行っていたと聞いています。非常に協力的だと感じたのですが、アイセイ薬局様のモチベーションはどこからきているのでしょうか。

酒向:担当者様の熱意もあると思いますが、アルバルク東京がアイセイ薬局様を選ぶきっかけ作りになると考えて、ポスター掲出などで露出いただいています。

平地:今シーズン(2024-25)で新たに取り組んだことはありますか?

酒向:2つあって、1つ目はアリーナフードとのコラボです。昨シーズンのアンケートでのご要望もあり、アイセイ薬局様には管理栄養士の方もいるので、健康的なメニューを一緒に開発して試験的に販売することになりました。

 『カラダ想いの具だくさんミネストローネ』と題し、会場でお楽しみいただけるフードを通じて、ご自身やご家族の健康を少しでも意識するきっかけとしてもらいたいというアイセイ薬局様の思いのもと実現いたしました。2月より販売しておりますが、寒い時期にはうってつけだったかと思います。

 2つ目は、先ほど触れた薬剤師の方にフォーカスを当てた企画ですね。アスリートと薬の関係、スポーツする際の薬の扱い方など、スポーツに絡めたイベントができないかと考えていました。

 アイセイ薬局様の薬剤師の中でもスポーツファーマシストの資格を持つ方に参加いただき、カードゲームを通じて『アンチ・ドーピング』について学んでもらうイベントを実施しました。『ドーピング』という言葉自体が普段聞きなれないというお子さまもいらっしゃいましたが、カードゲームを通じてアスリートになりきりながら、薬やサプリメントを摂取する際の注意点やアンチ・ドーピングについて学んでいただきました。

平地:今後の展望はありますか。

酒向:約60店舗ある東京都の店舗に密着した取り組みをご提案したいです。ホームタウンを中心に、アイセイ薬局様の店舗と連携しながら一緒に地域の健康をサポートする取り組みができればと考えています。

平地:アルバルク東京様が今みたいに様々な方向で提案できるからこそ、アイセイ薬局様も乗っかりやすいし、取り組みの成果も出ているのだと感じられました。酒向さん、ありがとうございました。

リサイクルの重要性を試合会場で認知

平地:続いて、クラブ賞受賞のきっかけとなったもう1つの取り組みである、東洋製罐グループホールディングス様(以下、東洋製罐)とのスポンサーアクティベーションについて、セールス担当の吉さんに伺います。まず、東洋製罐様の事業概要を教えてください。

吉:東洋製罐様は缶やペットボトルなどあらゆる包装容器製造している総合容器メーカーです。また、容器を作るだけでなく、近年ではペットボトルのリサイクルする仕組みを作った会社としても知られています。

アルバルク東京 吉 佳奈子さん

平地:容器だけでなく、リサイクルの仕組みを作ったとは、すごい会社ですね。その東洋製罐様とはどのようなスポンサーアクティベーションを行ったのでしょうか。

吉:ホームゲーム会場の飲料提供において、東洋製罐様が製造したリサイクル可能な素材である、飲料用アルミカップおよび紙コップを採用しました。また、「Re-CUP WASHER」というドリンクカップを洗える機械を導入し、これまでごみとなっていた紙コップを資源として循環される取り組みを「Re-CUPプロジェクト」と題して実施しました。

 東洋製罐様は、来場者の方に主体性を持ってリサイクルの意識を持っていただきたい、そして紙コップがリサイクルできる素材であることの認知啓もうをしたいということで、SDGsパートナーとして参画いただきました。

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来場者に洗浄させるハードルをどう乗り越えた?

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2025/05/28 08:30 https://markezine.jp/article/detail/47879

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