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キリンビールに聞く、「一番搾り」のマーケティング戦略と新たなサンプリングの形

SNS拡散まで期待できる「SmartNewsサンプリング広告」の魅力

――今回「一番搾り」のプロモーションとして、「SmartNews」の広告メニューを活用されたとお聞きしています。施策の内容についてお話しください。

植木:ご利用いただいたのは、「SmartNewsサンプリング広告」というもので、「SmartNews」アプリの中でも非常に多くのユーザーからご支持をいただいているクーポンチャンネル上で、商品告知からサンプリング配布までを行えるメニューです。チャンネルページ上部に広告枠が出現し、ユーザーは商品を認知するとともにサンプリングの抽選に参加でき、当選すると提携しているコンビニエンスストアなどの店頭で引き換えが可能になります。また「抽選にハズレても、SNSでシェアすることで再抽選できる」機能があり、ソーシャルメディアでの拡散効果が期待できる特長もあります。

 今回の「一番搾り」では、当選した方にはコンビニで商品と引き換えてもらう仕組みで実施いただきました。

SmartNewsサンプリング広告概要

岸川:施策を実施する上での大きな目的は、お客様との新たなタッチポイントの創出でした。

 これまでにも、口に運んでもらうための色々な施策をやってきましたが、「SmartNews」は圧倒的にお届けできるお客様が多いところが魅力的でした。

――具体的にはどういう人達に届けられるのでしょうか?

植木:まず「SmartNews」はMAU(月間アクティブユーザー)が2,000万を超えており(2019年8月現在・日米合算)、なかでもクーポンチャンネルは1,000万リーチを誇る人気チャンネルです(2020年7月31日現在)。チャンネル全体でのクーポン利用回数は既に累計3億回を超えています(2020年8月17日現在)。

掲載面「クーポンチャンネル」の特長

 デモグラフィック属性で見ても、男女比率は半々程度、年齢構成もバランス良く利用いただいているので、数だけでなく多様なお客様との接点をもっていただけるようになっていると思います。

スマートニュース株式会社
広告営業Food&Beverage Team マネージャー 植木裕之氏

岸川:私自身もユーザーとして実感しているんですが、「SmartNews」って日常に入り込んでいますよね。アプリを起動させて、複数のチャンネルをまたいで見るのがルーティンと化しています。あれって何故ですかね?

植木:1日の流れを決める役割を担っているのかもしれません。ニュースアプリという性質上、定期的に決まったタイミングで見てもらうことが多いのですが、まずはニュースを見て、天気を確認して、クーポンなどのお得情報を見てその日のお昼ご飯を決めて……と情報に触れる流れができていることで、生活者の日常の導線に馴染むアプリになっています。

定番商品が何故サンプリングを行うのか

――キリンビール様はこれまでに沢山のサンプリングをされてきたと思いますが、それらの取り組みと「SmartNewsサンプリング広告」では、どのような違いがありましたか?

岸川:サンプリングの方法は店頭や店内で配るものやクーポンに特化したものなど様々ですが、「SmartNewsサンプリング広告」は他のサンプリングに比べ幅広い方にリーチできたことが大きな違いでした。

植木:実は我々としては、「一番搾り」のような定番ブランドがサンプリングすることに驚きを感じていました。新商品などの知られていない商品を訴求する伝統的な手法がサンプリングだと思っていたので。ただ今回ご一緒させていただき、定番品でも新たに試してもらう一歩をどう作っていくかに課題を感じていると知り、サンプリングの概念が広がりました。

岸川:とは言え周囲を見回してみて、ここまでサンプリングしている定番商品は珍しいとは思いますが(笑)。おいしさをより多くの人に商品を届けるためには、こうした施策が必要だと感じています。

 特にビールは嗜好品で1本200円近くするものなので、同じ商品を飲み続ける方が多く、ブランドスイッチは起きにくいものです。ただ、何かしらの理由で「一番搾り」を飲むのをやめてしまったけど過去に飲んでいた方や、何となく別の商品を飲んでいるけど「一番搾り」も好きだという方もいると思っていて、そういう方々に「一番搾り」を再発見してもらう機会が作れるのがサンプリングと思っています

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コロナ禍でも考え方ひとつでブランド接点は広げられる

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この記事の著者

畑中 杏樹(ハタナカ アズキ)

フリーランスライター。広告・マーケティング系出版社の雑誌編集を経てフリーランスに。デジタルマーケティング、広告宣伝、SP分野を中心にWebや雑誌で執筆中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2020/10/23 11:00 https://markezine.jp/article/detail/34529

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