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キリンビールに聞く、「一番搾り」のマーケティング戦略と新たなサンプリングの形

コロナ禍でも考え方ひとつでブランド接点は広げられる

――今回の施策によって、どのような結果や学びが得られましたか?

岸川:抽選参加者数も店頭での引き換え率も、想像していた以上の結果となりました。Twitter上でも、「引き換えられた」「飲んでみたらおいしかった」というコメントが数多く見られ狙い通りの反響を得られました。「SNSでのシェア機能」の効果もあって「Twitterトレンド」にも入るなどの想定以上の成果も得られました。

 今の時代に合ったコミュニケーション、接点の作り方があることを発見できたのは大きな学びでした。スマートニュースさんには、ブランドのお客様を増やす新たな方法をご提案いただきました。

植木:コロナで生活様式が大きく変わったことで、ビールを飲むシーンにも変化が出ているはずですよね。

 そうした生活様式や環境、スタイルの変化にブランドとして新しいチャレンジを試みるキリンビール様の姿勢からは色々な気づきをいただきました。

 新型コロナの影響は「SmartNews」にもあらわれていて、ニュースへの注目度が高まっているからなのか、MAUも伸びています。生活者の情報接触の仕方も半年前とは大きく変わっている状況で、我々がお役に立てる部分がどこにあるのか改めて考えていかなければと思っています。

岸川:どんな状況にあってもビールを楽しんでもらいたいと思っていますので、今回のような施策で今後もブランド接点を広げていきたいです。

――そうやって沢山の変化が生じているなかで、今後の展望をどう考えているのか教えてください。

植木:スマートニュースには「世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける」というミッションがあります。我々は広告のセールスチームではありますが、「広告も良質なコンテンツの1つとして成立する」と信じて仕事を進めています。ですからサンプリング広告も含め、お客様にとって良質で有益な情報を届けるという意味での広告を、クライアントの皆さんとともに成長させていきたいです。

岸川:「一番搾り」ブランドとしてやるべきことは、おいしさと正面から向き合っていくことです。その活動のなかで、今回の施策で終わらずに、ブランド成長のためにご一緒できることがあればやっていきたいです。

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この記事の著者

畑中 杏樹(ハタナカ アズキ)

フリーランスライター。広告・マーケティング系出版社の雑誌編集を経てフリーランスに。デジタルマーケティング、広告宣伝、SP分野を中心にWebや雑誌で執筆中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2020/10/23 11:00 https://markezine.jp/article/detail/34529

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