SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

BtoBマーケティングの開拓者たち

コンテンツマーケティングを軌道に乗せる3ステップ

 注目のマーケターたちが自身の経験に基づき発見したBtoBマーケティングの核心を3回ずつ綴っていくリレー連載。本稿では、オンラインにおけるコンテンツ発信を強化したい企業に向けて、LEAPTの戸栗頌平氏が解説する。

※本記事は、2020年10月25日刊行の定期誌『MarkeZine』58号に掲載したものです。

LEAPT 代表取締役 戸栗頌平氏
複数BtoB企業と起業を経て、マーケティングコンサルタントとしてBtoB専業マーケティング代理店へ従事。その後、外資SaaSのユニコーン企業の日本法人立ち上げを行い、法人営業開始後マーケティング責任者として創業期の日本法人を牽引。現在、LEAPTにてBtoBマーケティング支援事業を行う。海外SaaS、マーケティング、カンファレンス等に精通。

 前回の記事では、デジタルの世界への“移住”をテーマに、基本となる考え方についてお伝えしました。デジタルではお客様の反応を直接感じ取ることができない理由から、デジタルにスムーズに移行するためには、(1)(自社)の現状とありたい姿、(2)ペルソナの理解、(3)カスタマージャーニーの理解が特に必要です。またデジタル上にはスペースが無限にあるためコンテンツが作り放題の状況で、方向性を絞り込むことが難しく、情報摂取の自由度が高い分、Relevance(オンラインのコンテンツを活用する場所)、Timing(タイミング)、Context(前後の文脈)を心がけないと、“自分ごと”にしてもらえないのです。本記事では上記を踏まえた上で、BtoB企業が組織的にコンテンツを作り、売上向上につなげていく方法についてお伝えします。

どんなにニッチであってもコンテンツは社内にある

 「Content is King」という言葉を聞いたことがある方もいると思います。これは米国の企業でコンテンツマーケティングの元祖Content Marketing Institute(CMI)が常に言い続けている言葉です。図表1は、見込み客が顧客化し、自社を推奨してくれるまでのプロセスを表現したものでです。コンテンツに力を入れる目的(図表右下の囲み)は、(1)ブランドアウェアネス、(2)見込み客獲得&育成、(3)顧客化……と、事業プロセスの一部ではなく、すべての箇所にコンテンツが関わっていることが読み取れます。

 日本で議論されているコンテンツマーケティングの“コンテンツ”は、しばしば矮小化されて≒SEOとされてしまいがちですが、CMIの図表で定義づけられているように、コンテンツ≒SEOでは決してありません。コンテンツ≒SEOと捉えてしまうと、ニッチ業界が多いBtoB企業は検索クエリが多くないため、コンテンツを作る意味があまりない、と誤った結論を導いてしまいます。

図表1 コンテンツがどのように事業プロセスへ影響を与えるかを解説した図
図表1 コンテンツがどのように事業プロセスへ影響を与えるかを解説した図(出典

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー


「MarkeZineプレミアム」とは
溢れる情報の中から、今知るべき優良なマーケティング情報を厳選してお届けする会員サービスです。 Web有料記事が読み放題になるだけでなく、限定セミナー、ホワイトペーパー、雑誌(電子版)など複合的なサービスを通じて、 良質な情報をお届けいたします。個人でのご利用はもちろん、チーム利用向けのプランも複数ご用意しておりますので、 チームビルディングや人材育成にもご活用いただけます。

●全プレミアム記事がWebで読み放題
●限定イベントに無料で参加し放題
●限定ホワイトペーパーが読み放題
●雑誌『MarkeZine』が毎月届く。バックナンバー(電子版)も読み放題(チーム利用向けプランのみ)

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラスをご契約の方は
・こちらから電子版(誌面)を閲覧できます。
・チームメンバーをユーザーとして登録することができます。
 ユーザー登録は管理者アカウントで手続きしてください。
 手続き方法の詳細はこちら

次のページ
確実に成功するコンテンツ制作の「いろは」

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
BtoBマーケティングの開拓者たち連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

戸栗 頌平(トグリ ショウヘイ)

株式会社LEAPT(レプト)
代表取締役

複数BtoB企業と起業を経て、マーケティングコンサルタントとしてBtoB専業マーケティング代理店へ従事。その後、外資SaaSのユニコーン企業の日本法人立ち上げを行い、法人営業開始後マーケティング責任者として創業期の日本法人を牽引。現在、LEAPTにてBtoBマーケティング支援事業を行う。海外SaaS、マーケティング、カンファレンス等に精通。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2021/02/25 09:36 https://markezine.jp/article/detail/34623

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング